スナックのようなカフェ
最近ふと、感じたことについて。
自分のお店の良いところは、(狭いがゆえに)はじめましての方ともおしゃべりできるところかと思います。
1階の客席は、ベンチシートになっていて、2名掛けが3席。最大6人くらい。1人で来るお客さんも多いので、3人+わたし、というパターンも多々あり。
1階に座る方は、わたしとお喋りしに来る方が多い。そんなお客さんが重なると、わたしはひとりなので、それぞれの話し相手ができません。
そんな時は、お客さんの様子を見ながら、いろいろ試行錯誤します。
『この人とこの人は相性がいい』と思えば、話題を振って、お客さん同士で盛り上がってもらったり。
みんなの相性が良ければ、みんなを巻き込んでお喋りを始めます。
この人は、ひとりが好きだな、じっくり喋りたいんだな、という時は、無理に他のお客さんと混ぜずに、1対1で話すようにします。
たまーに、読みが外れる時もありますが。。。その時は、ひとり反省会をして、次回改善です。
家族でもない、会社でもない、友達でもない、新しいコミュニティ
1人で来るお客さんは、わたしと話すのも目的のひとつなのでしょうが、ここで出会ったお客さんとまた話したい、という思いがあるように感じます。
家族でもない、会社でもない、友達でもない、新しいコミュニティ。
素性も知らないからこそ、気にせず喋れる。
そんな場所になっているのかな、と。
わたしも、そんな場所が欲しかった。
他愛もない会話で元気になれたりすることって、あると思うんですよね。何気ない会話で、気づくことも多いし。
『ここに来たら、いろんな人がいて、いい刺激をもらえる』と言ってくれた方がいます。わたしも、それを感じているひとりです。
いろんなお客さんが来てくれて、たくさん出会いがあり、様々な刺激をもらえています。
元気が出ない時でも、お客さんと話していると、元気になっていたりします。
なんて、ありがたい仕事なのでしょう。感謝感謝です。
こんな自分のお店を考えてみると、おしゃれなカフェというより、スナックのようなカフェという表現がぴったりなのではと思ったのです。
スナックで働いたことすらないんですけどね。
スナックって、地域に根ざしていて、常連さんの溜まり場でもあり、支えられている。そんなところも、似通っているのかな、と。
なので、わたしのお店も、そんなスナックみたいな立ち位置です。
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