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第９話 例えば「真の青」の世界
どこかに「真の青」の世界があって、
その「青」が
ボクの元に
届けばいいのに…
そしたら、みんなが、
「ホント、青だね」って言うから、
「そうだね」って、
ボクは答える。
うれしくなって、
たくさん描くだろう。
「赤だね」「そうだね」
「黄だね」「そうだね」
「優しさだね」「そうだね」
「大切だね」「そうだね」
「慈しみだね」「そうだね」
「真の世界」が
あればいいのに
届けばいいのに
第5話 武蔵野線まで、続け
霧が晴れてきました
鉄塔も遠くまで見えて、
たどって行きたくなります
武蔵野線に繋がっているなら、
そこで
また会えるかも
せめて
元気だよ、
と伝えたい
南の国で
なんとかやってるよ、と
きっと、続いてる
おわり
「小さなお話に宿る神々」シリーズ
第3話 パンはパンでも
むかしむかし
そんなにむかしではないけれど
家族が誰もいない日でした
お腹がすいたので
冷凍庫を開けてみると
なんと好物の餅があるではないか
冷凍してあるなんて
知らんかった
冷凍パスタとかも期待していたけど
餅でいい
餅がいい
好物だもんね
さっそくストーブであぶることに
（ああ、ということは、あの日は冬だったのか）
一応、バーベキュー用の網を敷いて、と…
いざ！
焼いている間に
取り
