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1月に読んだビジネス本約30冊から選ぶおススメのベスト5

今年も12分の1が終わりましたね。月日が経つのは早い早い・・・。
今月も新年1月に読んだ本の中から、お勧めしたいビジネス本を紹介したいと思います。

世の中はまた外出がしにくくなってきていますが、お家で読書を楽しむ時間をとってみてはいかがでしょうか。読書の参考になれば幸いです。

※あくまで自分の備忘も兼ねた個人の感想であり、偏見に満ちた感想とランキングですので、ご了承ください。

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第5位
なぜかうまくいく人の気遣い
著者:藤本梨恵子

https://www.asuka-g.co.jp/book/business/011872.html

話し方であらわれる気遣い、職場や仕事場面での気遣いなど、様々な場面で使える気遣いに関するポイントが書かれた本です。
気遣いをすると疲れるし、そこまで気を使わずに生きたほうが自分らしく生きられて良いのではないか?という考えもあるかと思いますが、気遣いができるようになるのは相手のためではなく、自分のためになると思います。善処は自分に返ってくるということです。100の習慣が書かれているので、自分で無理なく、できそうなことから実践すると良いのではないかと思います。
例えば、部下や後輩から、職場で質問された際に「はぁ」と答えてしまう。そんな経験をしたことがある方はいませんか? 確かに気持ちが分からなくもないですが、自分の上司から聞かれても同じように答えるでしょうか? もしくは、自分が尊敬している人から聞かれても同様でしょうか? 自分が新人時代にも同じように答えたでしょうか? つまり、人によって態度を変えてないか。初心を忘れてないか。自分本位になってないか。そんな振り返りにもなります。
日常的にはなかなか気付きにくいですが、定期的に自分を振り返り、自分自身を客観的に見つめ直してみることの大切さに気付けるのではないかと思います。

第4位
うまくいってる人の考え方
著者:ジェリー・ミンチントン

https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-1328-2

昨今は若手社員を見ていると、自己肯定感が低い人が増えているように感じますが、様々な切り口から自尊心の高め方について書かれた本です。自尊心と聞くと、持たない方が良いのではないかと考えられがちですが、自尊心をもつことは自分の価値を高め、満足感を得ることに繋がります。
例えば、「間違った自分を責めない」「誉め言葉は素直に受け入れる」等、自分の価値を貶めるような考え方ではなく、自分を好きになった方が人生は好転します。人間関係に悩む人も多いと思いますし、なかなか人生において人間関係を断って生きていくことは困難です。ですが、自分も相手も完璧ではないこと。完璧でないことを責めても何の役にも立たないこと。というのは当たり前のことかもしれませんが、非常に大事な考え方だと思います。まずは自分自身を大切に、好きになってあげること。個人的には、これまでの過去にポジティブな意味づけをしてあげることにぜひ取り組んでいただきたいなと思います。
生きていく上での教訓のような考え方を学べる本です。ぜひ”学ぶ”というより、”考える”きっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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第3位
サクッとわかる ビジネス教養 マネジメント
著者:遠藤功

http://www.shin-sei.co.jp/np/isbn/978-4-405-12014-3/

マネジメントというと、管理職や組織のリーダーに求められるスキルのように思われますが、マネジメントとは思い通りにならないことをどうにかすることであり、全てのビジネスパーソンに欠かせないスキルだと思います。本書では分かりやすい図解を用いながら、解説されており、非常に若手社員でも理解しやすく、分かりやすい一冊だと思います。
個人的にも、本書で書かれているマネジメントの対象となる初めの人は自分自身である。ということには同感です。セルフマネジメントができない人にチームマネジメントはできません。
また、マネジメントとはパフォーマンスの最大化のための最適化を図ることとも書かれてます。全体最適と部分最適。未来と現在。確実に成果をとるか、メンバーのチャレンジをとるか。こうした二律背反・葛藤がマネジメントの場面ではたくさんあり、その都度、これらを妥協ではなく、二元論ではなく、統合的な意思決定をしていくことが大切なのだと思います。
まだまだ管理職やリーダー職には遠いような若手社員にもぜひ読んでいただきたいお勧めの一冊です。

第2位
爆伸びマネジメント
著者:中尾隆一郎

https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761275860

自律した人・組織をつくるためのマネジメント手法を学べる、マネジメントの教科書ともいえる一冊です。作者がリクルートで実践してきたG-POPマネジメントが紹介されています。
G―POPとはGoal(ゴール・目的)、Pre(事前準備)、On(実行・カイゼン)、Post(振り返り)の頭文字を表したものであり、それぞれのポイントが書かれています。例えば、Goalは最低限のゴールだけではなく、挑戦したくなるようなすごいゴールを設定したり、Preを行う上でのメンバーのやる気への火の付け方などが書かれています。
カイゼンのためにはアジャイル(俊敏に変化し続けること)が重要であることが書かれており、これを根付かせるためには「チームでのグループコーチング」が重要と言われており、この手法についても紹介されています。
細やかに現場での実践方法が分かりやすく説明されていますが、個人的にもマネジメントは緻密さが大事だと思います。何かをやればOKということではなく、1つ1つの言動が次のマネジメント活動に繋がっていくものだと思います。
全ての管理職の方にお勧めの一冊です。

第1位
SDGsがひらくビジネス新時代
著者:竹下隆一郎
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480073433/

SDGsとは、「持続可能な開発目標」を指すことは、さすがにもうご存じかと思います。国連によって採択された17の社会問題のことですね。本書は、なぜSDGsが広まったのか、これからのビジネスのあり方、向き合い方について書かれた一冊です。
やはり大きな影響はSNSの普及です。これによって多様な声が可視化されるようになりました。もう少し正確に言うと、今までなかったものが生まれたのではなく、よく見えるようになったということです。また、SNSを通じた繋がりが私の価値観から私たちの価値観に変化しました。いわゆるSDGs市民と呼ばれるような人が企業、投資家、社会を動かせるようになったのだと思います。
SNS社会はSDGsの時代を形作ることに大きく影響しているわけですが、これは「見えるものの時代から見えないものの時代へと移行したことを意味している」のだと言われています。つまり、一人ひとりSDGs市民のアイデンティティに注目されるココロの時代になったのだと思います。
新たなビジネス時代に何を考えるのか。働く目的は?仕事の目的は? 一人ひとり自分の言葉で考えること必要性を感じさせてくれる一冊でした。

終わりに

いかがでしたか? 興味のありそうな本はありましたか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回はマネジメントに関する本が2冊ランクインしましたが、これは僕自身の独断と偏見による勝手なランキングですのでご容赦ください。

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普段はいくつかマネジメントに関する記事を書いています。ご興味をお持ちいただけるようなものがあれば、ぜひご覧ください。

シリーズ①:しくじりマネジメント
これまでの僕のマネジメントの失敗とそこからの学びを書いています。
自分もこの失敗やったな。とか、この失敗やってしまいそう。と同感いただけるものがあれば、ぜひご覧ください。(リンクはこちら

シリーズ②:ビジネス本のお勧めランキング(連載中)
1ヶ月に約30冊くらいの本を読んで、その中からおすすめの5冊を偏見と独断でご紹介しています。比較的、様々なジャンルを読んでいるので、読みたい本が見つからない方はぜひご覧ください(リンクはこちら

シリーズ③:リクルートで最強で最高の組織ができるまでの物語
在籍会社で実際に組織を作り上げたプロセス(実話)を生々しく、お伝えしています。組織文化によって、同じようにはいかないかもですが、参考になるポイントがあるかもしれません。全4回の記事です(リンクはこちら

シリーズ④:ワンフレーズで学ぶマネジメントアカデミー
マネジメントにおいて大事な考え方やポイントをワンフレーズでお伝えさせていただき、なぜそれが重要であるのかを解説しています。タイトルをみて、本当に?と思うものがあれば、ぜひご覧ください。現在連載中です。(リンクはこちら

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仮谷泰祐|働くを愉しく
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