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バレンタインデー (詩)
黄昏時のカフェの窓際に
彼と見知らぬ女
ハッとして立ち止まる
お互いを求め合うような、2人の官能的な眼差し
私は目を逸らす
あんな、燃えるような目でお互いを見つめ合うことは、私と彼にとって、最早遠い過去の出来事
思えば最近
彼は私といても心ここにあらず
その原因が分かったわ
明日のバレンタインデーに渡す
買ったばかりのチョコを抱えたまま
私は途方に暮れる
涙が溢れ出す
あっけない恋の幕切れ
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先週のXの、深夜の2時間作詩のお題は
バレンタインデーでした。
少し加筆しました。