忘れさせてくれるなら (詩)
今日も待ちぼうけ
いいの、あなたが現われるまで
ずっとあなたのことを考えていられる
余計なことを考えなくていいから
いつものカフェで
私はしきりにドアに目を向ける
いいわよ、都合のいい関係でも
彼を忘れさせてくれるなら
がんじがらめになってる私を連れ出して
愛の対象じゃなくてもいい
愛は求めないわ
都合が良くても、2番目でもいい
あなたが好きだから
だから、あなたも
彼女のこと、口にしないでね
そして彼のこと、忘れさせて
顔を上げると
息せき切ってこちらに向かってくるあなたが見えた
私は極上の笑みを広げた