大日如来像は私の姿勢改善のお手本
おはようございます🙆
まだまだ寒暖さがあり、体調面が左右されることがありますね😞
自律神経が多く付着している背骨の、可動範囲が乱れてくると様々な不調を招きます。
とくに手先を使うことに影響される胸椎は、どちらか一方行に片寄った使い方が多くなりがちです。
整える意味で胸椎の可動範囲を頭に入れておき、反る丸める・左右回施・左右屈曲・約30度(ざっくりですが)の範囲で動かしてみる。
指導現場で肩の捻りを使ったスイング🎾説明の際、胸椎のバランスを整えるときに覚えやすいですから、頭に入れておくといいですよと伝えています。
私が肩の捻りから肩甲骨と股関節を効率よく、連動させるツイストストレッチ習慣の日々を送るようになって、早17年になります。
最近改めて気づいた姿勢の作り方について、
思い出したことがあります。
自分にとって困難な状況で、肩を捻りながら肘の力を抜くにはどうしたらいいのか?
180度開脚に取り組み悪戦苦闘していたときに、あることことがキッカケで見事に開眼したエピソードがあります。
そのときのエピソードは、以下になります。
(自著『テニスは構えでかわる!』より引用)
『32年間、身体が硬くても半年で180度股割り前屈ができた』
今まで、さまざまな習い事に通いましたが、なにをやっても途中で挫折して長く続いた
ためしがなかったこの私が、初めて長く続いたのがテニスでした。
テニスを嫌いになった時期もありましたが、今は本当にテニスが楽しくて仕方がないほど大好きです。
高校生のとき、毎日球拾いばかりで、なかなかボールを打たせてもらえない環境のなかで、たまに空いた時間に1年生だけの練習があり、限られた時間のなかで一心にテニスをしているだけで楽しかった。
そんな遠い昔の気持ちに似ているかもしれません。
なぜなら32年間、ずっとテニスを続けてきて、避け続けてきた「股割り開脚前屈」に挑
戦し、半年で180度開脚し、前屈もほぼ床につくくらいに柔らかくなったのですから。
本当に信じられないくらいびっくりするとともに、久しぶりに感動しました。
テニスをしていても今までにないくらいに股関節の可動域が広がり、気持ちよく楽に打てて、走らされても苦にならないし、長い時間テニスをしていても疲れない。
そんな新鮮な感覚を味わっているので、本当にテニスを始めたばかりのころと同じくらい楽しくて仕方ありません。
きっかけは、8年前。スクワットポジションの型に興味をもち、その型を自分なりにテニスと日常に取り入れてきましたが、私が指導している生徒さんのケガや故障が多いことに気がつき、「効率のよい姿勢であるスクワットポジションの型を指導しているのに、まったく役に立っていないじゃないか。
本当にスクワットポジションが万能の構えであるのなら自分がいちばん苦手な股割り開脚前屈もできるようになるのではないか」と決意し、クラスの生徒さんへ股割り開脚前屈で身体を柔らかくするということを、無謀にも宣言してしまったのです。
言ってはみたものの、32年前、部活の柔軟トレーニング中に「町田の身体は鋼鉄のように硬かばい(長崎弁)」と周囲があきれるほどに、どうしようもなく硬い私の身体は思った以上に手強かった。
始めた当初は無理に身体を曲げようとして、身体中が痛くなるばかりでした。曲がらない自分に腹が立ち、自分の身体に八つ当たりしてしまうこともありました。
とてもじゃないですが、柔らかく股を開き身体が前に倒せるようになっていくとは思えませんでした。
そして、半年ほど経ったときに初めて、スッと股が180度近く開いたのです。ただ、しばらくは、股は180度近く開くけれど前屈をすると猫背で肩に力が入ってしまうという日々が続いていました。
そんなとき、京都旅行中に偶然に立ち寄ったところに『大日如来像』があり、スクワットポジションとの共通点があることを発見しました。
それは、ほかの仏像(手を腰の前で組んでいる)と異なり、胸の前で人差し指を立て、その手を包み込むように構えて、まるで天と地を結ぶかのようなのです。
その構えは、スクワットポジションの型の理想である、背中を弓なりにし、肘を肩の真下に落とし、膝の力を抜き、上半身は上に下半身は下に身体を揺すり、自然に直立の姿勢で立つ構えに似ているのではないか。
その極意は、立つでも座るでもない、宙に浮いているような感覚に近いと思いました。
次の日、股割り開脚前屈をする前に、大日如来から得たヒントをもとに改めてスクワットポジションの正しい立ち方を試してみました。
つまり、上下に身体を揺すって伸ばす姿勢をつくってから、今まで行ってきた外旋開脚から上体をまっすぐに保ったまま、床から少し身体を浮かすイメージで開脚前屈をしたら、初めて自然に床に向かって前屈をすることができました。
今まで一生懸命に身体を前に倒そうしていたのが、むしろ力を抜いて自然に立ったときにスクワットポジションの型をつくっているかのように、なにもしない感覚に似ている不思議な感じでした。
努力した感じがなくて楽ですが、力を入れるべきところには入っている"万能の構え"だと思いました。
みなさんにもぜひ、この感覚を味わってほしいです。
私ができたのですから、きっとあなたにもできるはずです。
何度も言うようですが、スクワットポジションが正しくできれば、気持ちよく楽に打て、走らされても苦にならないし、長い時間テニスをしても疲れないようになります。
しかも本番で。
改めて大日如来像を見ると、背中が弓なりに真っ直ぐ伸びて・肩が上がらず肘が肩の真下に落ち・両手首をたて上腕骨と大腿骨がはまり・肩甲骨と股関節を連動できる姿勢ができている。
やはり、私の構えのお手本であると思いました。
また今月末に京都に出向き、仏像巡りをして姿勢の勉強をしてきます。
また報告させていただきます。
それではまた、お会いしましょう😉🍀
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?