金に目が眩んだ知性・理性ゼロの犯罪者-配信との共通項-【CASE】
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あくまで僕の推察がメインとなり、また犯罪を助長する意図は一切ない事を冒頭述べておきます。
また、僕の配信者としての経験から、このような事件との共通項を探り、必要な教育・防犯などについて掘り下げます。
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犯行内容
2024年10月26日
北海道江別市の公園で千歳市の大学生・Hさん(20)が集団で暴行を受け、服を着ていない状態で発見される事件が発生。
Hさんは搬送先の病院で死亡しました。
容疑者らが被害者のカードで現金をおろしに行くため乗っていったとみられる車が防犯カメラに映っていました。
5人の容疑者らが乗ったとみられる車が札幌中心部方向へ走って行きます。
このおよそ3時間後
大学生のHさん(20)が江別市内の公園で全裸の状態で発見され、その後、死亡が確認されました。
この事件では、交際相手の江別市文京台の女子大生・八木原亜麻容疑者(20)と八木原の友人の女子大生・川村葉音容疑者(20)に加え、少年を含むあわせて6人が逮捕されています。
捜査関係者によりますと、八木原を除く5人のうち数人が「被害者のキャッシュカードで現金を引き出した」という趣旨の供述をしているということです。
また、容疑者らが札幌市内のコンビニエンスストアのATMで現金を下ろす様子が防犯カメラに映っていたということです。
犯人のプロファイリング
八木原はHさんと「1年後に別れることを切り出され、そのための相談のために会った」と供述し、八木原の友人の川村はHさんに「謝らせようと思った」と供述しているようだが、これは『嘘』ではないか?
口裏合わせにしても、稚拙すぎる。
なぜなら、川村は16~18歳の男4人とHさんを待ち伏せしていた疑いが強いからだ。
ATMで金を引き出していることから、最初からそれが目的だったのではないか?とも推察される。
【プロファイリング①-犯人達の日常-】
この手の行動をする人物達は、こういうのに慣れてる上に罪悪感(躊躇)がない。
また、堂々と奪ったカードをATMで使っていることから、クレプトマニア(窃盗症・病的窃盗)を持っている可能性。
他に、恐喝、暴行、強盗、ひったくり等の前科がある可能性。
★同一エリアの直近(5/13)の事件
(内容が酷似)
全裸で放置、ATMに直行というのは、「話し合い」の道理が全く通らない。
Hさんが「新しい彼女が出来た」と嬉しそうにしていたということから考えるに、八木原はHさんを最初から嵌めるつもりだった可能性も出てくる。
【プロファイリング②-八木原と川村-】
八木原は元々トラブルメーカーだったのではないだろうか。
そもそも行動が、Hさんに深い愛情があると到底思えない。
交際歴は短いものと推察。
この手の恋愛もどきを沢山してきたように思われる。
交際相手をひっきりなしに変えている者にはその傾向が顕著である。
仮にそうであれば、それらは「本当の恋愛ではない」可能性が出てくる。
過去の元交際者や知人周辺を洗えば、過去のトラブルがクリアになるだろう。
こういう人物ほど、金に対しての執着が凄まじい。
身の回りから1人減るということを、コスト減=収入増と自然に結びつけてしまう。
さらに川村やその連れが加わったことで凶暴性が顕著に表れたと見ている。
トラブルメーカー+凶暴性=事件になる例は多々ある。
その場合、恋愛トラブルに見せ掛け、用意周到に金を奪う、もしくは暴行したうえで金を巻き上げるなど、容疑者らは、グループLINEなどでやり取りをしていた可能性が浮上する。
また、八木原は川村らにタイムリーに集まってもらうため、盗撮や配信(録音・録画)などで現状を知らせていた可能性がある。
バイト先の後輩の男(容疑者)達に「(Hさんは)金を持ってるから、奪ったら山分けしよう」と八木原と川村は話していたのではないか?
痴情のもつれにせよ、嵌めるつもりで付き合ってたにせよ、暴力や強盗恐喝は犯人らの日常の中にあったと見ている。
※殺人犯の言い訳が真実とは思えないので、ここは憶測を含みます。
結局のところ、こいつらなりに、用意周到にお金を強奪したとしても、防犯カメラで事件の一部始終が明らかになるのは、火を見るより明らかなはず。
【プロファイリング③-男の容疑者達-】
男の容疑者が4人(年齢:16~18)もいた事が気になる。
中に暴行の主犯格はいるだろう。
事件の特性から川村の彼氏に当たるような人物の疑惑が高い。
人物像は、人への愛情に無頓着で粗暴。
理性が効かず、日頃から問題を起こしている可能性。
犯行内容から総じて知性は低く、家庭環境も大きく関わっているだろう。
問題を食い止めるような1番身近な大人、特に親が機能してなかった可能性が大いにある。
なお、八木原や川村の知性が
※注:大学生とにわかに信じ難い
(後に時代背景を掘り下げる)
PTSDを負わせた者への罪の適用を
なお、殺人未遂でHさんが生き残られた場合でも、PTSDを患ってしまう可能性が高い事件でもある。
彼女に嵌められ、暴行され、裸にされたのだから。
旭川いじめ事件で亡くなったSさんは、同じ学校の生徒によるいじめで生死をさまよい、PTSDを患い、フラッシュバックで嫌な想いが頭を駆け巡り、結果的に冬の寒い時期に凍死(不審死)してしまった。
僕も学校・職場のいじめなどではないが、医師の診断を受けた上でPTSDを患ったことがある。
僕の場合、フラッシュバックは夢にまで起こった。
そして、未遂を複数回起こした。
毎日が地獄で、今も完全に立ち直ったかは分からない。
加害者側は何食わぬ顔で生きているが、これらの行為は殺人未遂、亡くなったことで殺人と同等の刑事罰を与えるべきだ。
①医師の診断を受けている
②自殺未遂を起こしている
②その状況を証明する情報がある
③リアルタイムでPTSDを抱える人と接した証言がある
この3つで十分状況証拠となりうる。
ちなみに、僕はこの要件を全てクリアに出来る。
心と体は表裏一体の関係にある。
そのため、『心の殺人』も立派な犯罪だと思っている。
そうじゃないと「ハラスメント」(心の暴力)、それによる自死の因果関係の認定が出来ない。
『体の殺人』は力の関係で男に多いが、『心の殺人』は性別を問わない。
ネットでは私刑が行われ、全ての加害者関連の詳細情報が拡散される。
これは自業自得としか思えない。
また、旭川いじめ事件で、『居合わせてただけ』と言い訳している加害者の親がいるとのことだが、『犯罪計画を知ってて居合わせた』のだから、刑事罰ならば「共同共謀正犯」の構成要件に該当する。
それくらいの知識もないのは、親として驚きを隠せない。
『この親にしてこの子あり』と言われても仕方がない。
ただ、今の社会を見ていると、こういう幼稚な親も普通に相当数存在する。
旭川いじめ事件の加害者の詳細情報は多くの人にオープンになっている。
少年法や刑法を免れたとしても、社会的制裁は止むはずもない。
近年急増する短絡的な犯罪と背景
それにしても、八木原らのような「人の痛みが分からない人間」はどう育ったのだろう。
容疑者らがこれから裁判で下される刑事罰を考えると、事件内容が短絡的すぎる。
遊びに使う予定だったのかは分からないが、どうせそんな用途のために、貴重な命が失われた。
こういった事件の被害に遭われる方は、真面目に、頑張って生きてこられた人ばかりだ。
周囲の方々やご親族にとっての喪失感はもちろんの事、社会的な損失も計り知れない。
▽容疑者についての一部コメント
▽現在の男子高校生の恋愛実態
注:「大学生とにわかに信じ難い」について
少子化が加速している日本で、2人に1人は大学に行く時代。
『Fラン』だの言ってダラダラ大学行くなら、奨学金なら自分が被るわけだし、奨学金なしなら家族が迷惑するんだから、行かない方が良いのではないかとすら思う。
受験・恋愛・就職などあらゆる競争が緩和され、社会の厳しさを知らない大学生・大卒が増えている。
人材不足で職場環境は緩い企業が増えたのに、退職代行サービスまで使って辞める人が後を絶たないというところからも全ての情熱のなさを感じる。
大学行ったり、就職試験を乗り越えた人間と思えない情けなさだ。
ある与党議員の言葉を使うと『やる気のない国民(特に若年層)』は増加傾向にある気がしてならない。
尚、20~30代で政治にも疎い人が割合として非常に多いことが各種アンケート等からも分かる。
犯罪者に大学生も多いが、大学に行って何を学んでいるのだろう…
▽こういった生活に直結する課題にも、疑問に思ったり、学んだりしない人も多いのでしょう
知性・理性・やる気がない者たち
勉強(知識)不足で知性・理性・やる気がない者が「目先の金のために」犯罪に関与する割合は非常に高い。
車の残クレを利用する若年層が増加傾向だが、制度設計を分かっておらず、月々の支払いが安いだけで『こんな安くゲット出来るなんてラッキー』とばかり、規約もよく読まず、調べず、高級車を購入するなど「見栄を張りたいだけの低知能な人」とディーラーや周囲に証明するようなもの。
会社を辞める時、退職代行は使えても、車の残クレは規約通り支払わないといけない。
知性・理性のない人がクレカを作ってしまったら、人生終了になるリスクが高まる。
使い方が分からない(調べない)上に、得になりそうとか響きがいいとか言って『リボ』を選んだりしちゃうんだろうなと簡単に予測できる。
この論拠はこういった支払いの注意喚起がなされていること。
『うまい話には裏がある』ことを、それまでイージーモードで過ごしてきた『若年層』は社会で逃げられないことが発生するたび、身に染みて感じるだろう。
そうして借金返済や娯楽のために、詐欺や凶行に走り、人生終了するという負のサイクルすら知らずに自らを終わらせる人が後を絶たない。
若年層による類似事件-狛江・葛飾・横浜-
これらの犯罪の内容を知ると、いかに『無知は罪』なのかを強く実感する。
いずれの事件の犯人も【10代後半~30歳】であることからも、『若年層』における上述した特性が垣間見える。
・狛江市強盗殺人事件
23年1月19日発生。
犯罪者となった、犯罪と無縁だった平凡な大学生・中西一晟(19)。
ゲームで知り合い、同居を要求してきた加藤臣吾(23)が闇バイト(広島市西区強盗)でお金を得ても捕まっていなかった事と指示役(ルフィー)から『案件があります。人数は4人そろえて行くつもりで経験者もいます。今回どうしますか?報酬は100万円から200万円です。』という敬語のバイトメッセージを受け取り、安心したのか、理性のネジが外れ、1回断った闇バイトに手を染める事を決意した中西は、加藤らと共にヤンキーもビックリの強盗殺人を犯した。
知性の低い大学生と元々知性も理性もないゲーム仲間らによる闇バイトで「人違い」により弱い立場の90歳女性が強盗殺人されてしまったルフィー広域強盗事件の1つ。
🆕11/5up 東京葛飾強盗傷害事件
飲食店従業員山内容疑者(29)は犯行現場に様子を見に行った方々が玄関を開けようとすると「入っています」と言い、「あなたは誰?」との問いに「強盗です」と答えた。
やはり、知性に相当問題がある様子。
もはや、SNSを本当にやっているのかも疑われるレベル…。
🆕11/5up 横浜強盗殺人の回収・運搬役逮捕
2児の母である木本美穂容疑者(30)の供述
「犯罪で得たお金を回収しました」
「一緒に強盗したことは否定します」
『共同共謀正犯』も知らない様子。
この程度の知識で母親とは、子供が可哀想だ。
敬語=良い人と勘違いする世代
現代に生きる社会人の中で、若年層には敬語はそこそこ使えるが、敬語であれば、不正・不法行為で協力してくれた人まで「良い人」と短絡的に考える傾向がある。
実際に上述した横浜強盗殺人の回収・運搬の容疑者に対し「敬語が使えて良い人そう」というようなお門違いな擁護コメントがあった。
犯罪者が敬語を使っても犯罪者。
不正・不法行為を行ってる者は表面良い人に見せてても、内面は反社会的という事すら分かってない場合が往々としてある。
本当の優しさ・対局の反社会性が区別できないような人間は、社会的立場が危うい。
予想する罪状と刑法
まだ捜査段階であるが、私見としてはこれは『強盗殺人』(刑法240条)に該当すると考える。
さらに『裸で放置』することは、わいせつ物頒布等罪(刑法175条)など、余罪も追加される可能性も高い。
よって、それが立証出来れば、求刑は死刑または無期懲役が妥当であろう。
▽刑法240条の解釈(弁護士見解)
ご遺族の心情を察するに余りあるが、ご遺族は『死刑』か『無期懲役』で一生罪を償いなさいというお気持ちはあるだろう。
僕なら、大切な人(家族)がリンチで殺され、金を奪われ、裸で放置されたら、容疑者には『死をもって償え!』と強く思うに違いない。
現代を映すような事件
小銭欲しさにSNSを駆使し詐欺したり闇バイトしたり、配信で不正したり裏引きしたり…。
低知能な人間ほど、捨て駒になってでも、それを知ってても「結果」事件を起こす。
尚、その際の社会的地位は関係ない。
この「結果」が起こる過程で「確信犯」は勿論だが、「無知によるもの」も救いようがない。
毎日のようにトクリュウなどの犯罪が取り沙汰され、各媒体で容疑者が逮捕されてる情報は知っているはずなのに、同じような事件を起こすということは毎日何も考えず生きている証拠である。
配信で使われる間違った「純粋さ」と犯罪の土壌
「こんな事も知らないなんて純粋なんだね」なんて、本来、お世辞の言葉ではない。
そもそも「純粋」と「無知」は別物。
勘違いして、物事を『知らないアピール』してる配信者をよく見掛ける。
囲い(リスナー)は「純粋だ」と持ち上げても、世間一般では『無知』は「恥ずかしい」という認識。
それすら分からない人間がかなりの割合いる。
自惚れ・無知・不正行為が概ねセットになっている。
つまり、こういった配信枠では、配信者・リスナー共に「何が恥ずかしいのか?」を知らない。
そして『類友』が集まってくる。
実生活にも言えることだが、そういう環境から犯罪が生まれる。
配信の不正行為と闇バイトの共通項
『赤信号みんなで渡れば怖くない』的思考が安易な反社会的思考を現実化させる。
承認欲求欲しさや目先のお金の為にSNS・配信などを通じて「詐欺」「強盗」「(心身の)殺人」まで簡単に犯してしまう背景として知識・経験不足と合わせて「道徳教育」の不足が考えられる。
★ポコチャはじめ、各配信アプリは「不正」による金品取得の取り締まりを強化する傾向にある。
場合により、犯罪となる判例も存在する。
急に辞めたり、急激なランクダウンをした人はこれらに抵触していたと言って良い。
詐欺的手法で稼いだ罰だ。
★法律事務所の見解
★配信アプリ側の対応
国民を代表する立場にある国会議員の「裏金」をはじめとした犯罪行為も悪影響を与えていると考える。
『悪いことをしても、お金を稼げば善』という考え方が社会に蔓延しているように感じざるを得ない。
公営ギャンブルでも「不正」があった事例はあり、直近では、競馬界で、騎手による「スマホ持ち込み」や「親族との予想」などの「不正」行為が後を絶たない。
相当数の騎手が処分を受けているが、まだまだ芋ずる式に「不正発覚」する可能性は十分ある。
こういった不正・犯罪行為を犯す者達は、任侠や義理を重んじるタイプの極道より話の筋道もなく、反社会性で考えれば余程タチが悪い。
全く行動の重みを感じない。
時代の転換期とネット・基礎教育
(1)時代背景
こういった犯罪が増加する一途を辿っている背景には『不況』も少なからず関係している。
衆院選が終わったばかりではあるが、政治家側に『少子化対策』や『景気浮揚策』に本気で取り組む姿は見られない。
多くの議員は自分たちの椅子取りゲームをしているに過ぎない。
政治・行政・学校・民間・地域は密接に関わりがある。
それぞれ、相互関係になければ、生活出来ないコミュニティとなる。
(2)官民学連携による自警団の組織化
若年層による犯罪の増加傾向を受け、「地方創生」が売りの石破政権は、官民学一体となって、地域に自警団を組織する可能性は大いにある。
自警団は内部の人間も経験・知性・理性・体力が必要となるため、地域における自衛隊に次ぐ新たな枠組みにもなりうると僕は考える。
(3)高度な道徳教育の必要性
八木橋らのような犯罪者を出さないためにも、もっと『想像力を身につける』教育や『真っ当にお金を稼ぐ方法』を教える教育も必要になるだろう。
ズルいことをしたり、人を傷つけてまでお金を得る行為は倫理的に問題がある。
結局、お金を得たとして表(帳簿)に出せないのが関の山。
そういう行為は、何の役にも立たないと徹底して小さい頃から学ぶ機会を総合的に増やすべきである。
(学校だけでは限界がある)
(4)ネットに関する倫理的教育
また、YouTube含めたネット活用についての教養も必要となる。
ただ技術的なものを教えても、根底に道徳心や倫理観、社会傾向を含めないと意味がない。
賢いYouTuberは、頭を使って、敢えて『誰にでも分かる動画』を作る。
それが視聴数を増やす方法としてベストだからだ。
『小難しいもの』より『年齢関係なく見れるもの』を作るように心掛けている。
つまり、本人達の知能より相当レベルを下げている。
それを多くの人が「この人はこれで成功している」という誤った考えで見続けた場合、結果は自ずと見えてくる。
真似する人が増え、社会に低レベルのスパイラルを発生しかねない。
現にかなり影響を受けている層がいる。
現代版のB層がそれに当たる。
賢いYouTuber達は、普通に社会人として、仕事として、企画・内容等を考え、寝ずに動画を作っていることを前提と考えるような教育は欠かせない。
配信や動画作成、プログラミングなどは、全然楽な仕事でも作業でもないということを知るべきだろう。
(5)配信経験者が説くネット教育の必要性
僕は難病で常に体が痛いため、一定の緊張感を持った上で配信に取り組んでいたため、毎回何時間かの配信が終わったら、全てのエネルギーが無くなることもよくあった。
健康体でも、それなりに考え、時間を掛けてやっている人は当然疲れるし、時には寝てなくて、フラフラで仕事やプライベートを送っている。
配信界では当たり前の話だ。
そこまでやることもなく、ある程度の人気を得たとしたら、ラッキーとしか言えない。
若年層(under30)の女性は確かにビジュアル重視の男性リスナーには有利だ。
但し、外見の好みなどは無限にあるし、短時間配信は無名なら本来人の目につかない。
それでもお金を得れてる人をラッキーと言っている。
それが少なくとも3年以上続くのであれば、何らかの才能なのかもしれない。
『あなたは特別』は魔法の言葉-欺瞞-
現在の『投資ブーム』にしても、専門的知見を持つ人が自己責任でするなら良いと思うが、ブームに乗っかって『楽して稼げる』と勘違いしている人があまりにも多い。
日本経済や政財界の動向、国際情勢や各国の経済状況・先行きなど多角的且つ大局的に物事を見れない人は他人の真似をしているだけにすぎない。
投資を教えてくれるその筋の有名人がいたとして「自分が特別な立場になった。絶対儲かる!」と、うかれているようでは話にならない。
有名人だったり、専門家や経営者仲間らはそれを何万人にも伝えているからだ。
「あなたは特別」は魔法の言葉。
教える側にその時点で圧倒的優位性があり、状況によっては投資で損を出させる事も可能ということ。
また、何か事件が起これば、「○○(地域)は危ない」などと言う人が多いが、当然、首都圏はリスクが高い。
自分や近所がたまたま事件に巻き込まれていないだけで、どこでも起こりえる事件ばかり。
そこにも「この地域は危ない」「自分が住んでいる地域は安全」と思いたい「自分は特別」を求める心理が働いている。
データに基づかない自信は、「ことが起こってしまう」と、とたんに絶望へ変化するものだ。
そうならない為には『自分の頭で考える』こと。
そして、僕の人生経験からもハッキリ断言出来るが『楽して稼げる仕事などない』と考えることだ。
出来る経営者は『何が最大のピンチか?』を考え、出来ない経営者は『何が最大のチャンスか?』しか見ない。
経済団体で働いていた時、前者と後者では圧倒的に破綻のリスクが異なる。
僕が実際に見たことなので間違いはない。
『無料や努力不要ほど怖く怪しくリスクの高いものはない』というのを経営者ではなくとも、一人一人が考える時期に来ている。
さいごに【ハーシの社会的絆理論】
一流経営者やトップクラスの専門家、プロスポーツ選手が「たのしくやっている」と言っても、それは『楽しく』ではなく『愉しく』の方だと様々な人と話した上で確信している。
こういう人達は『ハーシの社会的絆理論』を以て考えても、重大な事件を犯すリスクが低くなる。
『楽しく』は周囲が楽そうに楽しそうにしていたらなれるものだが、『愉しく』の方は自分の知識・経験・努力・技術を積み重ね、実践出来る段階に入ってやっと愉快に感じてくるものだからである。
そこを間違えると、ただ、ズルさだけを覚え、目先の金を追うようになる。
それは一時的な『楽しい』に他ならない。
また、先述した通り、親も幼稚化してきていると見る専門家もいる。
全ての親ではないが、精神年齢が子供な人間が子供を育てれば、善悪の区別がつかないまま、両者とも歳を重ねてしまう。
今一度、社会全体で起きている事件などに蓋をせず、家庭内や周囲など近いコミュニティから思考・知見を広げ、より大きな社会というコミュニティにおいて、それぞれの人が考えた事を共有し、議論を深める時期が来ているように思う。
人生はゲームのような側面もあるが、ゲームと決定的に違うのは命は復活しないし、重大な事案を起こせばリセットは効かないことだ。
『愉しく生きるには?』という事を日々考え、学ぶ必要があると思っている。
僕自身もそうだが、皆様も今一度、周囲を見回し、様々な意見を自分で選択・集約し、それを与えられた環境の中でまず実践していくことが求められていると心に留めておくべきだろう。
最後に、ハーシの『社会的絆理論』を紹介して終わりにする。
画像内の『愛着』『投資』『巻き込み』『信念』があれば、社会との絆が形成されており、犯罪を起こさないというものだ。
・『愛着』⇒愛着のある人を悲しませたくない
・『投資』⇒今まで築いたものを失いたくない
・『巻き込み』⇒部活、仕事など忙しくしている
・『信念』⇒社会の規範を守ろうとする強い気持ち
殺人犯に一定数いる『無敵の人』には、この中の『投資』が全く成り立っていない。
一方、先程挙げた一流の人達は、4つ全てを備えている事が多い。
社会・周囲・自分を大切に出来る人になることを後押しするような教育やコミュニティの在り方が必要である。
(自己愛性より利他的な思考)
学校の校訓は概ね、このような内容の物になっているが、自己愛が高すぎる生徒ほど、全く理解していない。
※ハーシの『社会的絆理論』は、心理学を学んだり、犯罪心理学の本を読むと登場してくるほど、ポピュラーな理論です
©2018 Yuyu#6