詩)Dull Pain
見返したい
その欲望と
行き場のない怒り
その天井はやっと
抜け出せた教室のようで
誰かを傷つけずには
いられない人たち
名付けたら距離を
置けるだろうか
もう終わったんでしょう
そう思うよ くだらない
あなたも悪かったんでしょう
そうかもね ふがいない
報われたい
その欲望と
行き場のない悲しみ
忘れてはまた去来する
真綿で絞められるように
逃げても
同じ箱の中
やめたいと願うの
もう何度目か
幸せになることが大事
でもその姿見せても
何も思わないだろう
何も感じないだろう
逃げても
似た人がいる
何かを信じてたけど
もう疲れたな
無駄に血を流さないで
ささった棘は
強い光にして
胸に秘めて
見返したい
その欲望と
行き場のない怒り
苦しみのその果てで
終に手を差し伸べる
信じてもいいだろうか
鈍く光って見えるその手を
私は私は取りたい
河原の向こうに
空と緑が見える
息が吸えるよ
息が吸えるよ
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