娘とふたりで台湾へ〜台湾のこと〜
いつか行きたいね、ふたりで海外へ。
娘と、そんなことを言いながらも、調子を崩しやすい息子もいて、何日も家を空けることは難しかった。
台湾。
ずっと気になっていて、行ってみたい国だった。わたしは昔から、よく台湾の人に間違えられる。だから、なんとなく、気になっている国だった。コロナ禍、娘は高校の修学旅行で台湾に行く予定が、国内に変更になった。それからは、娘にとっても、行きたい国になった。
2024年2月末。夫が休みを取りやすく、息子もひと段落しているタイミング、娘の大学も休み中。この機会を逃したら、また当分行けないから、思い切って行ってみることにする。3泊4日の旅。 旅行会社で、飛行機とホテルを予約し、あとはフリー。空港からバスでホテルまでは、ガイドさんが送迎してくれる。
事前準備は、ほとんどできなかった。直前までハードスケジュールで、また急に寒くなったため、風邪をひきかけ、結局、出発の前の日に、慌ただしく荷物を詰め、ガイドブックもほぼ見ずに出かけることになった。けれど、友達がおすすめしてくれたYouTubeだけは見ることができた。
台湾に着いて、まずは驚いた。台湾の人たちは、雰囲気や顔立ちなど、日本の人と変わりない。わたしの中国の方のイメージは、はっきりきっぱり、賑やか、なのだけれど、台湾の人は、落ち着いていて、あまり笑わないが、親切な方が多かった。じっと、こちらを見ていて、困っていそうだと、さっと助けてくれる。本当にありがたかった。わたしは、英語も中国語も、てんでできないが、身振り手振りと、単語でのやりとり、ときにはほぼ日本語で、なんとなく会話できていた、と思う。
台湾は人口2300万人ほど、そのうち半分がバイクに乗っているそうだ。このためか、排気ガスが多くて、気管支の弱いわたしは初日マスクしなかっただけで、軽い気管支炎になってしまった。呼吸器系が弱い方は、マスクをつけられた方がいいと思う。
車やバイクは、右側走行。車優先なので、信号が青であっても、きちんと確認してから、道を渡る必要がある。一度、危うくわたしはひかれそうになった。道を歩くときは、右側を歩くルールだ。
台湾は、治安の良い国だが、夜市など人が多いところでは気をつけた方がいいらしい。また、夜市での飲食では、温かいもの、火が通ったものだけを食べるのがおすすめだ。衛生面から、フルーツや飲み物は避けた方が無難。食べたいときは、お店やコンビニで。水道水は飲めないため、ペットボトルの水を購入していた。
台北市辺りの観光は、地下鉄MRTやバスを使うのが便利だ。地下鉄やバスは、飲食や喫煙は禁止なのでご注意を。罰金制度もあるそうだ。
バスを利用したいときは、バス停で待っているだけでは、バスは止まってくれない。乗りたいバスが来たら、必ず手を挙げ、止まってくれるように合図を送る必要がある。どうしてかなと思ったが、ひとつのバス停に、何本も違う系列のバスが止まるためのようだ。
台湾の地下鉄MRTやバスを使うときに便利だったのが、交通系ICカードの悠遊カード(EASY CARD)だ。交通機関だけでなく、コンビニやレストラン、観光施設でも利用ができる。日本のSuicaやマナカのようだ。
台湾の交通系ICカード「悠遊カード(EASY CARD)」の購入方法4選!使い方や注意点も紹介
わたしたちは、地下鉄の券売機でカードを購入。一枚100ニュー台湾ドル。元と表示される。1元は、約5円なので、日本円だと500円ほど。その場でチャージもした。
このカード、財布などに入れたままでは反応しないようで、カードだけを駅の自動改札機のカードマーク部分に、当てなくてはならない。わたしは、それで一回失敗している。行きはよかったのだが、出る際に、改札口が音と共に閉まって、ゲートが開いてくれない。あきらめきれず、3回くらい同じことを繰り返して呆然としていたら、親切な人が窓口を教えてくれ、事なきを得た。ありがたかった。
また、わたしたちは利用しなかったが、タクシーもたくさん走っている。すべて黄色で、わかりやすい。
貸し自転車もあった。これは、地元の人もよく利用されているようで、あちこちで乗っている人を見かけた。
台湾の街並みは、なんとなく懐かしさを感じる。路地などは、日本でも似たようなところがありそうだ。
それから、台湾のポストがかわいかった。赤色と緑色。葉書を送ったらよかったなと、家に着いてから気づく。郵便局のカラーは緑で、郵便局の車も緑だった。
3泊4日、こんな旅になりました♪