息子の入試物語4『おめでとう!』
息子の入試物語1と2と3はこちら
合格発表の日。
郵送で封書が届く予定だ。
朝から、息子とふたり、緊張しながら、待っている。
ピンポーン!
息子が出た。微妙な表情で、黒い封書をわたしに差し出す。
あっ、これは、夫宛だ。
ふたりして、また、待ち続ける。待っていると、時間って、ゆっくり流れるような気がする。
「遅い!」
息子がそわそわし始めた。その気持ち、よくわかる。わたしは緊張し過ぎて、またもお腹が痛む。
昼になった。
ピンポーン!
息子が玄関に走る。
「はい。はい。ありがとうございました。」
レターパックを持って、息子が戻ってくる。
「う、薄い…」
「開けてみんと、わからんよ。」
恐る恐る、息子は封を開ける。中から、また封書が出てきた。「またかよ」そう言いながら、息子は、また封を開ける。
いろいろな書類が出てきた。けれど、合格通知書がない…息子、一枚一枚を確認しつつ、探す。結局、封書の中に置き去りだった…
合格通知書、発見!
息子と抱き合う。
よかった!
息子は、いの一番に娘に連絡していた。その後に、夫。塾の先生。わたしは、両親、義親、妹たち、友達に連絡する。みんな、大変喜んでくれた。
たくさんの「おめでとう」をもらって、息子は微笑んでいる。
さぁ、春からは高校生。
ワクワクと始めてほしい。
息子、おめでとう!
noteのみなさま✨
息子、高校生になります!
見守りと応援をありがとうございました💕