自分の身体を大切に〜カウンセリング編⑤〜
以前のカウンセリング編はこちらから
2023年の秋から冬にかけて、カウンセリング第6回から10回を受けた。
その4ヶ月ほどで、捉え直しをすること(認知し直すこと)を繰り返し繰り返し、練習していった。認知再構成法というらしい。認知とは、捉え方のこと。
沸き起こった感情は変えられないけれど、そこからの認知や行動は変えられるそうだ。捉え直しをすると、それからの状況を自分の望む形にしやすくなる。
まずは、起きた状況の事実のみを把握し、そこで起こった感情をマックスを100として、数値化する。それから、どう認知したか、そこで起こった身体の反応、その後どう行動したか、まとめてゆく。
ひとつ、わたしの例を挙げると…
パート先で、2ヶ月経った時、教室を変わることになった件について。(わたしは、子どもたちの名前もようやく覚えたし、仕事にも慣れた頃だから、このまま働けたらいいのにと思っていた)
状況(いつどこで誰が何をどうしたか 事実のみ)
パートを始めて2ヶ月後
わたしが教室を変わる
2、3日かかったが、捉え直しをしてみたら…
このように、わたしは認知から変えていくタイプ(認知→行動→感情)だが、行動から変えていくタイプ(行動→感情→認知)の人もいるそうだ。変えやすいところから、やっていくのがよいと先生はおっしゃる。
まず、わたしは状況を把握する時、事実だけでなく、自分の感情を入れてしまいがちだった。思い込み、勘違いが多いのだ。まずは、それに気づくこと。苦手だったので、何度も何度もやり直した。
それから、一度はこう捉えたけれど、他の見方もないかなと、何回か、捉え直しをした。何かあったときには、溢れてきた感情に振り回されて、視野が狭くなりがちなので容易ではないが、落ち着いてから捉え直しをすると、ずいぶんと違う結果につながる。これができるようになってきて、とても気持ちが楽になった。
最初は、この捉え直しに、2、3日くらい時間がかかっていたが、慣れてきたら、その日の内にできるようになり、カウンセリングを卒業する頃には、2、3時間でできるようになった。
この認知再構成法以外にも、これからわたしがやりたいこと、できるようになったことをまとめて、客観的にみてみることをやった。以前に宿題で取り組んだことの応用だ。それを、先生が表にしてくださった。
それを見ると、わたしにはやりたいことがたくさんあり、できることも増えてきたとわかる。見てるとワクワクする。自分のこれから目指すもの、がんばってきたことがわかるから、折々に眺めるようになった。
先生からは、この半年ほどの間に、自分軸が育ってきたと言われ、とてもうれしかったし、自分でも、自分軸ができてきたことが体感でき、自信にもなった。
また、捉え直しする余裕がなくならないように、がんばりすぎずに休むこと、きちんと寝て、生活リズムを崩さないことを、何度も何度も助言された。
わたしは、どうも限界までがんばりすぎることが多い。体調不良になったり、病気になってはじめて、やりすぎたことに気がつく。だから、休むタイミングをタイマーなどでわかりやすくしたり、あらかじめ、ここまでやったら休むと決める方法を勧められた。
こうやって、いろんなことを積み重ねてきて、わたしのメンタルの浮き沈みがまろやかになった頃、先生から「カウンセリングを卒業しませんか」と言われたのだった。
直後に、ちょっとだけ不安になった。先生は大学院の卒業が間近で、国家試験にもチャレンジされるタイミングだった。どっちにしろ、先生のカウンセリングはこれで終了になる。
もし、カウンセリングを続けたいのなら、別の先生にお願いすることになる。それなら、一旦、わたしも卒業してみて、駄目そうなら、またお願いしようと思えた。なんでも、まずはやってみるのが大事だ。そう、捉え直しができるようになった。
カウンセリング卒業は、2024年1月になった。
後、一回だけ続きます。
※一年ほど前の話です。カウンセリングを卒業し、ようやく書こうと思いました。書くのに気力がいるので、のんびりになりそうです。また、カウセリングの内容にも触れますが、あくまでわたしの場合です。参考程度になさってください。よろしくお願いします。
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