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疲れてることを自覚できない怖さ~休むことも、生きることって思おう~

 先日、外部の施設での研修の前後に 思い切って自分のための時間をきちんと確保した。といっても大したことは全然してなくて、ゆっくりめに食事をとって、ちょっとぼんやりして、ほんのちょっと本や手帳の時間を設けただけ。でも、自分でこうすると強く決意しないと、いくつも用を頼まれそうだった。
 
 そうこうしてるうちに、緊張がほぐれて眠気や疲れをしっかり感じることができた。それまで長い間心身が極度の緊張状態にあったということだ。

 いつも元気にバリバリ働いていた人が急に調子を崩す、というのは ずっと本当に元気だったんじゃないだろうと私は思っている。身体の声に耳を傾けることができていなくて、「本当は元気じゃない」ことに気づけていなかったのだろうと思う。

 私自身、先日だって、強い気持ちで、ぼーっとする時間を確保しなければ、なんとなく勢いで頑張ってしまって、眠気や疲れを無視したまま、研修に行き、仕事もし、家事もしただろうなと思う。それが思わぬミスや事故を引き起こすかもしれない。

 あちこちの職場で人手不足だから休むことができないって声を聞くけど、そういう中で働き続けて、誰かが体調崩したら、さらに人手不足になるのに、とりあえず無理したりさせたりする雰囲気がずっとあるのって、「ついていけんわ」って思う。

休むことって、働くこと、何か成果を出すことと同じくらい、いや場合によってはそれ以上に大事だ。自分の体は、仕事のためだけじゃなく、自分の人生の資本なのだから。それを、組織のために捧げるってことは、自分の人生はどうでもいいって言ってることにもなりかねない。

休まないと仕事でもいいパフォーマンスはできない。機械もメンテナンスしなければ、調子が悪くなるではないか。残念だけど、今の社会はこう思うことにさえ罪悪感を抱かせるところがあると思う。

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