私と鬱病(眠り方が分からない/睡眠薬とは)

不眠、不眠状態はなんとつらいものでしょう。

鬱病診断前

私は鬱病と診断がつくまで様々な体調不良に悩まされていましたが、唯一睡眠だけはとれていました。

体調不良の中、気合だけで仕事に行っていたからでしょうか。帰ったら最低限のことだけこなし21時には少なくとも就寝(早い時は20時)、次の日の6時半まで気絶するように眠っていました。

別に寝られないとか思ったこともなく朝はすっきりとはいきませんが、寝坊することなく仕事にいっていました。

鬱病と検索すれば不眠とセットで出てくるようなものです。睡眠はとれている、寝られないなんてことはない。

この「自分は眠ることができる」という事実が鬱病の自覚を遅らせた一因でもあったのでしょう。

鬱病診断後 やってきた不眠

鬱病発覚。仕事は休職となり、1日寝るかぼーっとする日々が続く毎日。

そんなある日、本当に突然眠れなくなりました。

とにかく何しても眠れない。睡眠BGMをかける、動画をみてみる、アロマを焚いてみる、様々なリラックス方法を試しました。けど眠れない。

起きていても悪いことを考えるだけで良いことはないので、寝たいと思っているのですが眠気すらやってこないのです。幸い昼は少し寝ることができたので何日かは耐えることができましたが「どうせ眠れない」という意識はどんどん離れなくなってきました。

今までどうやって眠っていたのか全く思い出せない、眠り方がわからない。

次の日には疲労がたまり、夜は自己嫌悪の日々。そしてだんだん症状は悪化していったのです。

診察の日、目のクマがひどく早速先生に夜眠れているか聞かれました。全く最近眠れていないことを伝えると睡眠薬を処方されました。

とにもかくにも寝られないことがつらかった日々、睡眠薬を飲んだおかげで少しずつ眠れるようになってきたのです。

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睡眠薬という言葉を聞いてどのようなイメージが湧いてきますか?

私は病気になる前睡眠薬は「睡眠薬を飲んで自殺する」「飲み始めたらそれがないと寝付くことができない」「依存性が高い」というとても恐ろしいイメージでした。

抗うつ剤もそうですね、悪いイメージの方が多いと思います。

そしてこれは睡眠薬を服用した私が思ったこと。

「きちんと服用すれば、依存性もなく睡眠をサポートしてくれる大事な存在になる」

現に私は今睡眠薬を飲まなくても眠ることができています。

眠れない日々が続くと、一生このまま眠れないのではないかと不安になりますよね。しかし鬱病が回復すれば体が動くようになり、体を動かすと疲労がたまり、疲労がたまるとだんだん眠たくなってきます。

きちんと治療をすすめ、一時的に睡眠薬を飲んで体力を回復する。それは鬱病という根本的な病気を治療するサイクルにもなってきます。

どうしても眠れなくてつらい場合は時に薬に頼るのも一つです。睡眠薬は良いぞ!といっているのではありません。睡眠薬に嫌悪感を持ちすぎて取返しがつかない事態になることが怖いのです。

そうなる前に相談を。辛すぎる日々に耐えるのはほどほどにしてくださいね。


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