わたしの本棚60夜~「星の王子さま」
昨日、コロナの死者が過去最高の33人というニュースで気持ちが沈みました。怖いです。12月になり、冬本番。どうか、乗り切らなくては、と。当面、自粛生活が続きます。
「星の王子さま」と「モモ」は、大人になって読むたびに、発見があって、深いなあ、と思います。小学校の課題図書で読みだしたのが始まりで、そのときはさして感銘なく、義務で読みました。それ以来、この二冊は、読むたびに感じることが違ってくる本です。「読書の秋2020」の企画も後押ししてくれて、60夜達成しました。日記の変わりに毎日一冊紹介してきましたが、どうしょうかな、と少し立ち止まっています。読んでいただき、ありがとうございます。
☆「星の王子さま」サン=テグジュベリ作、三田誠広訳 講談社青い鳥文庫
560円+税
子どもが小さいころに買ったのが、一番新しい文庫本です。英語版もありましたが、挿絵が可愛く、青い鳥文庫を気にいってます。2006年第1刷のものです。たくさんの有名なセリフがあります。おとぎ話なのですが、人生で生きていくうえで大切なことが書いてます。それは、本の中で、狐や蛇の口から謎めいた言葉として語られます。そのときわからなくても、歳を重ねると見えてくる景があって、わからないまま受け止めておくのがいい、と思います。狐が言うように、「かんじんなことは目では見えない」のだから。
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