『 レンアイを味わえる本 』
今日はタイトルにもある通り、
私がきゅんきゅんしたな〜、切なかったな〜、と
思う一冊をご紹介したいと思います。
「 試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。 」
上記にURLを載せましたので、
今日の紹介で気になった方は是非。
①あらすじ
年下に片想いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる化粧品会社勤務のOL...。恋愛下手な彼女達が訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。繊細な大人達の心模様を丁寧に綴った恋物語。
②感想
帯にも書いてあるのだが、何よりこの本は
温かいな、と思った。実らなかった恋にも、
ちゃんと実ができている。たしかにこの本は、
主人公達が未来に向けて前を向いている。という
印象が強かった。最近の恋愛小説は、失恋して、
悲しい、つらい、苦しい、死にたい、など、
ネガティブ表現が多いと個人的に思う。
だが、この本は違った。なんというのだろう。
言葉にしにくいのだが、ネガティブではないのだ。
主人公たちが前を向いてひたすらにがむしゃらに
歩いて行こうとしてるのだ。感動した。
私も数ヶ月前、失恋をした。大好きだった人だ。
この本を読んで前を向こうと思うことができた。
言葉にするのでは難しいのだが、本当にそのように
思うことができた。そして、試着室で思い出す人が
私にとってはまだあの人だということに、
苦しくて泣いてしまった一冊でもあった。
私もこの本の主人公達のように前を向けるのか。
恋愛というものは、
苦しくてつらいだけではなく、
未来へ向けてのステップだと感じれた一冊。
この本に若いうちに出会えてよかったと思う。
これからもこの本を愛していきたい。