脳に優しいギャグって何だ?(2)|『gdgd妖精s』
疲弊した脳を癒すのだ!
そう、このギャグで!!
本記事は、アニメ『gdgd妖精s』を通じて、「脳に優しいギャグ」について研究する特集『脳に優しいギャグって何だ?』の……第2回である!
第1回からご覧になることをオススメします!
研究開始★
他にどんなトークテーマがあり得るか?
三葉「以上ご説明した通り……」
嘉村「ええ」
三葉「『誰もが理解可能な<平易>なトークテーマ』……これがポイントだと思うんですよね」
嘉村「ふむ」
三葉「ということで……他にどんなテーマがあり得るのか考えてみましょう!」
嘉村「承知しました」
三葉「まずは条件を確認しましょう……こちら!」
嘉村「ふむふむ」
三葉「つまり……『電車通学・通勤経験者ならわかる満員電車あるあるネタ』とか、『会社員だけが理解できるあるあるネタ』とか、そういったものは総じてNGです」
嘉村「なるほど」
三葉「同様に、いくら流行っていようとも、アニメやマンガ、ゲームに関するネタもNGでしょうね。シニア層に理解しろというのは無理があるでしょう」
嘉村「ふーむ……ただ、そもそもシニアは『gdgd妖精s』のような作品に触れますかね?」
三葉「少なくともメインターゲットではないでしょうね」
嘉村「それなら、シニアには理解が難しいテーマでもよい気がしますが……」
三葉「いや、それはまずい!仮にシニアが1人も見ていないとしても、シニアが理解できないテーマはNGなんです」
嘉村「ほぉ……」
三葉「同様に、絶対に会社員しか見ないとしても、会社員以外、例えば小学生にも理解できるテーマでなければならないのです」
嘉村「一体どういうことです?」
三葉「つまり……」
三葉「したがって、『その作品のターゲットや、実際の視聴者』に関わらず、『多くの人が難なく理解できるテーマであること』は必須条件だと思うのです」
嘉村「ふーむ」
三葉「例えば……絶対に会社員しか見ない作品を作るとします。そして、『通勤電車』をテーマにしたと仮定しましょう」
嘉村「ええ」
三葉「なるほど。会社員にとっては『難なく理解できるテーマ』です」
嘉村「そうですよね」
三葉「しかし!そこに『ゆるーい感じ』はない!もちろん『懐かしさ』もない!寧ろ、『また明日も満員電車で通勤かぁ……』なんて憂鬱になる。……ちっとも脳に優しくない!」
嘉村「あー、そういうことか!」
三葉「もう少し考えてみましょう。……例えば、ゴルフ好きの人をターゲットにした作品を作るとしましょう。テーマは『ゴルフ』です」
嘉村「ゴルフ好きが『ゴルフをテーマにした作品』を鑑賞すれば、そりゃ楽しめるでしょうが……」
三葉「逆に脳が活性化してしまいそうですよね。週末のゴルフが気になって目が冴えちゃったり」
嘉村「確かに」
三葉「あるいは、『そういえばあのゴルフクラブ、ほしいよなぁ……けど高いよなぁ……』なんて思案し始めたり」
嘉村「ふむふむ」
三葉「つまり……ちっとも脳に優しくない!」
嘉村「なるほど!」
三葉「さて、それでは以上を踏まえて、どんなトークテーマが他にあり得るか考えてみましょう」
嘉村「そうだなぁ……『好きな色』なんてどうです?」
三葉「ふーむ……アリですね!間違いなく誰もが理解できるテーマですよね」
嘉村「あるいは……天気!『明日遊びに行くのに雨が降りそう……どうしよう……』なんてところから始まるわけです」
三葉「そうそう!そんなのがよいと思うんですよ」
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最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんの今後の創作・制作のお役に立てば幸いです。
(担当:三葉)