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トイレに、トイレットペーパーがない。代わりに訳のわからぬものが置いてある

スパルタン「トイレットペーパーがあるべき場所に貝殻が3枚乗った棚があった」

映画「デモリションマン」


◆概要

【トイレに、トイレットペーパーがない。代わりに訳のわからぬものが置いてある】は「トイレ」に関するアイデア。

以下でご紹介するのは、未来を舞台にした作品だ。しかしこのアイデアは異国や異世界、大富豪の自宅などを舞台にした作品にも応用できるだろう。例えば、「大富豪に招かれて豪邸にお邪魔したところ……えっ。トイレにトイレットペーパーがない!代わりに訳のわからぬものが置いてある。これ、どう使うんだ!?」という具合である。


◆事例研究

◇事例:映画「デモリションマン」

▶1

1996年、スパルタンはロサンゼルス市警の刑事として大活躍していた。

ところがひょんなことから冷凍睡眠につき、次に目を覚ますと、嗚呼、36年が過ぎていた!


というわけで、突如2032年にやってきたスパルタン。世界は大きく変化していた。彼は右も左もわからぬ。

例えばトイレだ。

スパルタンは渋い顔をしてトイレから出てきた。そしてハックスリー(20世紀の文化に詳しく、何かとスパルタンの面倒を見てくれる女性)に声をかけた「なぁ。ちょっと言いにくいことなんだが……トイレに紙がなかったぞ」。


傍にいた男がぎょっとする「えっ。トッ、トッ、トイレに紙!?」。

ハックスリーが慌てて解説する「えーとね、昔はトイレで用を足した後に紙を使っていたのよ」。

ハックスリーは何だか照れくさそうに微笑んだ。男も笑う。

一方、スパルタンは仏頂面で「楽しそうなのは結構だが、トイレットペーパーがあるべき場所に貝殻が3枚乗った棚があった」。

男が再び笑った「貝殻の使い方を知らないんだ!アハハハッ!」。

スパルタンがじろりと睨みつける。すると男は慌てて真顔に戻って「えっと、それはとっても困ったでしょうね!」。


▶2

なお、「トイレットペーパーの代わりに貝殻が3枚並んでいる」というこのネタは作中に3度登場する。しかし、貝殻をどう使うのかは最後まで明らかにされない

つまりこれ、「結局貝殻ってのは何だったんだよ!(笑)」「どう使うんだよ!(笑)」と鑑賞者にツッコんでもらうためのネタなのだ。


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