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物や動物について「○○だね」と言った人に対して、「向こうもそう思っているよ」と応じる ~ドラマ「デッド・トゥ・ミー 〜さようならの裏に〜」の場合
ジュディー「カリフォルニアキングサイズのこのベッドが恋しかったわ……」
↓
スティーヴ「ベッドもきみを恋しがっていたよ」「この家に戻ってこないか?まだ俺に惚れてるだろ?」
◆概要
【物や動物について「○○だね」と言った人に対して、「向こうもそう思っているよ」と応じる】は「魅力的なセリフ、会話」を作るためのアイデア。
◆事例研究
◇事例:ドラマ「デッド・トゥ・ミー 〜さようならの裏に〜」(第4話)
▶1
本作の主要キャラの1人・ジュディー(40代女性)。
彼女には、
・Step1:スティーヴという素敵な婚約者がいた。
・Step2:2人はスティーヴが所有する豪邸で同棲し、幸せな日々をすごしていた。
・Step3:しかしいろいろあって破局に至った……。
ところがその後、
・Step4:ひょんなことから再会した2人。
・Step5:焼け木杭に火が付き、2人は一夜を共にした。
・Step6:そして朝。ジュディーは、スティーヴ宅の豪華なベッドで目を覚ました。
・Step7:彼女は言った「カリフォルニアキングサイズのこのベッドが恋しかったわ……」(カリフォルニアキングとは、広くて縦長のベッドサイズのこと)。
・Step8:その言葉にスティーヴは微笑んだ「ベッドもきみを恋しがっていたよ」「この家に戻ってこないか?まだ俺に惚れてるだろ?」。
▶2
ご注目いただきたいのは、「ベッドもきみを恋しがっていたよ」というスティーヴのセリフである。
このセリフは必要不可欠なものではない。これをカットして、いきなり「この家に戻ってこないか?まだ俺に惚れてるだろ?」と応じても何も問題ないわけだが――しかしそれではまったく面白くない。
そこで【物や動物について「○○だね」と言った人に対して、「向こうもそう思っているよ」と応じる】という技法の出番だ。「ベッドもきみを恋しがっていたよ」という一言を挟んだことで、しゃれたやりとりになったといえるだろう。
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