「素朴でいいマンガだなー」って本当に?……否!物語の背景にある複雑な構造を解き明かす|「ヤナギダクリーク」
「素朴でいいマンガ」!
の!!
その背景にある!!!
複雑な構造を!!!!
解き明かしてみよう★
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こんにちは。傑作マンガを分析・研究する「21世紀マンガスタディーズ」のお時間です。
本日取り上げるのは……こちらの作品!
路田行「ヤナギダクリーク」
<モアイ>
※全ページ無料でご覧になれます!
<pixiv>
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まずは概要をチェック!
素朴で、わかりやすくて、シンプルな物語?
【ここが複雑①】一見シンプルな対立構造だが、じつはナツコの立場が複雑★
【ここが複雑②】ナツコに影響を受けたコウタの行動が複雑★
【ここが複雑】まとめ★
おわりに
余談
本記事で言及した以外にも、気になる点がある。
まず、ゴミ屋敷と化した「ヤナギダクリーク」が元はクリーニング屋だということ。
クリーニング屋とは……そう!衣服の汚れを落とす場所。そこにゴミ(=汚れ)が集積しているというのは興味深い設定だ。
また、もう1人のゴミ屋敷の住人・八重樫も気になる存在だ。
このおばあさんには「私、娘もいたのよ。いなくなってからすごく寂しくてね」というセリフがある。
おそらく娘を亡くし、娘との思い出が詰まった物を捨てられなくなったのだろう。その結果、ゴミ屋敷となり、息子も疎遠になる。
孤独を埋めようとしてさらなる孤独に陥る……孤独のスパイラルである。
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関連
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(分析:清水、三葉 / 文、イラスト:三葉)
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