創作術スターターキット🤖　～三幕構成からシーンとシーンのつなぎ方、ログライン、さらにはメタフィクションまで

※本ページには「三幕構成」「シーンとシーンのつなぎ方」「ログライン」「メタフィクション、第四の壁」など、創作術の基礎となる記事をまとめています。親記事はこちら。

◆「三幕構成」を完璧に理解しよう！

※特設ページを作りました！三幕構成の基本的な理論から実例まで網羅しています（なお実例の数は200以上！世界最大級の規模です）。ぜひご覧ください。

◆＜手軽に使いこなせる「ちょっとひねりの効いた構成」＞を学ぼう！

◇【物語の序盤と終盤に「類似性」のあるシーンを配置する】という構成の使用例

• 映画「バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）」の構成

• マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」第1-6部の構成

• ドラマ「イカゲーム」の構成

• 映画「ビバリーヒルズ・コップ」の構成

• マンガ「バクマン。」の構成

◇【物語をストーリーの途中から始める】という構成の使用例

• マンガ「苺ましまろ」（第1巻第2話）の構成

• 映画「ファイト・クラブ」の構成

◆ここぞという場面で使いたい！＜センスあふれる「シーンとシーンのつなぎ方」＞を学ぼう！

◇「類似性の高い形状」を架け橋としてシーンをつなぐ

• 「日焼けマシン」から「棺」へ

• 「バスタブの排水口」から「瞳」へ

• 「骨のこん棒」から「軍事衛星」へ

◇「類似性の高い形状」を架け橋としてシーンをつなぐように見せかけて、敢えてつながない

• 「左耳」から「右耳」へ

◇「類似性の高い動作・姿勢」を架け橋としてシーンをつなぐ

• 「甘いキス」から「人工呼吸」へ

• 「洗濯機の中でぐるぐる回る洗濯物」から「ぐるぐる回転するレコード」へ

◇「類似性の高い音・音楽」を架け橋としてシーンをつなぐ

• 「クラブに流れる音楽」から「目覚まし時計のアラーム」へ

◇「類似性の高いセリフ」を架け橋としてシーンをつなぐ

• 「文句は言えないか……」から「文句はあるのです！」へ

• 「総務部のアレか……」から「私が総務部の部長です！」へ

◇シーンの移行に伴って「背景」は変化するが、「キャラ」は画面の同じ位置で、同じ表情・姿勢のまま→キャラが受けたショックや感動の強さを強調する

• アニメ「ガールズ&パンツァー」の場合

• 映画「ベイビー・ドライバー」の場合

• アニメ「Charlotte」の場合

• アニメ「リコリス・リコイル」の場合

◇「異なる場所で起きている2つ以上のシーン」を交互につなぐ→意図的に、読者・鑑賞者の誤解を誘う

• 「犯人宅」と「そこへ急行する捜査官たち」を交互に描写することで、捜査官たちが犯人宅に迫っている雰囲気を醸し出す→ところが、じつは捜査官たちは間違った場所に向かっていた

• 「空から降下してくる悪魔」と「空を見上げたり、どこかに向かって疾走したりする地上の人びと」を交互に描写することで、緊迫した雰囲気を醸し出す→ところがじつは地上の人びとは各自の理由で動いているだけであり、悪魔のことなぞ露ほども気にしていなかった

◆「ログライン」を完璧に理解しよう！

• Part1：ログラインって何だ！？

• Part2：ログラインはこうやって書くのだ！！

• Part3：これがログラインの公式だ！！

• Part4：ここはハリウッドではないし、私はシナリオライターではないが、それでもログラインを書くべきなのか？

◆たまにはこんなのもいいかも！？「メタフィクション、第四の壁」の事例を見てみよう！

• 読者・鑑賞者に向けて、キャラが意味不明な嘘をつく

• アニメ化にあたって、一部のキャラ設定が変更される→当のキャラ自身がそれをネタにする

• 「『キャラA』よりも『キャラBを担当する声優さん』の方がかわいい」という発言を受け、キャラAが激昂する

◇一見すると第四の壁を破って鑑賞者に語りかけているように見えるが、じつはそうではなかった

• 特撮ドラマ「仮面ライダークウガ」の場合

• ドラマ「ブルックリン・ナイン-ナイン」（シーズン1）の場合