「比喩・たとえ話・換言」がおかしい/間違っている ~マンガ「けんもほろろ」の場合
◆概要
【「比喩・たとえ話・換言」がおかしい/間違っている】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:マンガ「けんもほろろ」(第4巻)
▶1
本作の主要キャラの1人・丹野(女子高生)。
彼女はいたって普通の常識人である。そして……それが災いして周囲の変人たちに振り回されるのが日課になっている。
ある日の休み時間。
・Step1:丹野が言った「なんかお腹いたい」「今朝牛乳いっぱい飲んだからかな……」。
・Step2:するとそこにクラスメイトの斉藤がやってきて、唐突に「雑魚め」。斉藤曰く「私、お腹めっちゃ強い」。
斉藤の言葉に、
・Step3:傍にいた霜村が目を輝かせた。霜村は男子小学生のような感性の持ち主である。「強い」と聞いたら黙っちゃいられない!かくして訊いた「どんくらい強いの!?」。
・Step4:斉藤はニコリともせずに答えた「部長クラス」。
・Step5:霜村が叫ぶ「部長クラス!!」。
▶2
「私、お腹めっちゃ強い」と斉藤。どれくらい強いかと訊くと、「部長クラス」らしい。
「『部長クラス』って何だよ!(笑)」「どういう比喩だよ!(笑)」「『部長クラス』は確かに強そうだけれど、しかし社長や会長、常務や専務ではないのね(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。
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