妄想でデレ♥現実でツン!!|新ツンデレ研究会
新しいツンデレを考える……それが「新ツンデレ研究会」!
前回に引き続き、「新たなるツンデレ」を考えるための視点をご紹介します。
【視点②】王道的なツンデレだが、立ち位置がおかしい
まずは、以下の例をご覧ください。
いずれも、一見すると王道的なツンデレですが……そう!
妹の立ち位置がおかしいのです。
前者の「兄貴のために発酵したわけじゃないんだからね!」は味噌の立場からの言葉だし、後者の「兄貴のために帰国するんじゃないんだからね!」は母さん(ママ)の立ち位置からの発言になっています。
このように「敢えて間違った立ち位置からツンツンさせる」ことで、類を見ないツンデレが生まれる期待が持てるのではないでしょうか。
【視点③】妄想でデレ、現実でツン
ツンデレとは何か?
それは「ツンとデレが織りなすハーモニー」であると言えるでしょう。
今回ご紹介する「視点③」は、「妄想のデレ」と「現実のツン」によってハーモニーを奏でようという試みです。
妹は、自分たち兄妹を「サザエさん」のカツオとワカメに投影し、「たまにはワカメと遊んでやれよな」だの、「イガグリ頭ぐりぐりしてみたいなぁ」だのと妄想の中でデレています。
ところが現実では、「バッ、バカヤロー!いきなり何言ってんだよー、コンチクショー!」と照れ隠しにツンツン。
これが「妄想の中でデレ、現実ではツンツンする」タイプのツンデレです。
【視点④】わかりづらい「デレ」
「ツンデレ」の「ツン」はツンツン、つまり敵対的な態度を意味します。
一方、「デレ」はデレデレ、すなわち好意的な態度のことです。
ここでご紹介する「視点④」は、敢えて「デレ」をわかりづらくすることで、新たなるツンデレの地平を切り開こうという試みです。
妹は「とっとと禿げろ!やーい、禿げ兄貴!女にモテないぞ!!ざまみろ!」と口汚くののしった後、「イヒヒッ!」と嬉しそうに笑う。
……一体なぜ笑ったのでしょうか?
妹は、兄に好意を持っています。したがって、自分以外の女が兄に近寄るのがつまらない。だから「禿げる → モテない」状態を喜ぶのです。
そう考えると、この「イヒヒッ!」は「デレ」であると言えるでしょう。
一般的な「ツンデレ」における「デレ」と比べると、なかなかどうしてわかりづらい「デレ」です。
しかし、このように敢えて「デレ」をわかりづらくすることで、他にはないユニークなツンデレが生まれる可能性があると思うのです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんの今後の創作・制作のお役に立てば幸いです。
(担当:三葉)