おかしな「緊張」 ~マンガ「宇崎ちゃんは遊びたい!」の場合
◆概要
【おかしな「緊張」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:マンガ「宇崎ちゃんは遊びたい!」(第3巻)
▶1
本作の主人公は、桜井真一(男子大学生)。
彼は穏やかな日常を愛する青年である。ところが……なぜか宇崎(かわいいものの大変にウザい後輩、女子大生)にからまれ、つきまとわれ、ペースを乱され、かくして騒がしい毎日を送っていた。
ある日いろいろあって、
・Step1:宇崎の家を訪問することになった桜井。家には親がいるとのことだ。
・Step2:道中、桜井はいつになく言葉数が少ない。宇崎は違和感を覚える「なんか今日静かッスね」。
直後、
・Step3:宇崎はピンと来た「もしかして緊張してんスか?」。彼女はにやっと笑うと「さては、女子の家に行くの初めてだったり?」。よーし、からかってやれ、桜井が弁解する様を見て笑ってやれという口ぶりである。
・Step4:ところが桜井は「そうです」。意外にも素直。取り繕ったり格好つけたりすることなく素直に認めた。
・Step5:これには宇崎も拍子抜けだ。からかう気を失ったようで「先輩、追い詰められるとギブが早いッスよね……」。
▶2
桜井が緊張していると知り、宇崎はにやっと笑った。「よーし。今日もからかってやろう」「桜井が弁解する様を見て笑ってやろう」というわけだ。ところが桜井は……。
「素直に認めちゃったよ(笑)」「緊張しすぎて、取り繕ったり格好つけたりする余裕もないんだろうな(笑)」「さすがの宇崎も毒気を抜かれたらしい(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。
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