お前の勇気に敬意を表すぜ!!|【第1χ(第4話) 漆黒の翼こと海藤瞬】「斉木楠雄のΨ難(第1期)」を三幕構成で分析する
▶ 「三幕構成」を詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ👽 → シド・フィールドの「三幕構成」をバッチリ説明するぜ!!
分析対象
三幕構成
ポイント①
本話のストーリーをざっくり整理すると……
・第1幕:ある日、毒蛇が逃げ出す → 中二病の海藤は「その毒蛇は悪の秘密結社が云々」と妄想を語る → 生徒たちが呆れる。楠雄も例外ではない
・第2幕前半:海藤が、引き続き妄想を語る → だが、毒蛇は小学生に捕まったとのこと。生徒たちは海藤を小バカにする → 海藤は涙目
・第2幕後半:教室に毒蛇が出現。生徒たちはパニックに陥る → 海藤が「皆、早く逃げろ!ここはオレが何とかする!」 → 生徒たちが呆れる。海藤は、自分に特別な力があると本気で思っているのか?
・第3幕:いや……そうではない!楠雄は他人の思考を読むことができる。だからわかる。海藤は人一倍怯えている → 海藤は怯えながらも、身を挺して女子生徒を守ろうとする → 楠雄が電撃を放ち、毒蛇を倒した。そして、心の中で海藤の勇気に敬意を表する「いまの行動、普通の人間にはとてもできないことだ」
ポイント②
<1>
本話のストーリーを、さらにギュギュっとまとめると、
・Step 1:皆から小バカにされている間抜けなキャラが、
・Step 2:誰かを守るために勇敢な行動を取る。
・Step 3:超人キャラがそれを察知。
・Step 4:超人キャラは間抜けキャラの勇気に敬意を表して、助っ人に立つ
……となります。
<2>
こういう物語って、いいですよねー!
まず何よりも、【間抜けキャラ = いつもは情けないのに、いざという時には勇気を振り絞って人のために戦う】がカッコいい!同時に、【超人キャラ = 間抜けキャラのために助っ人に立つ】もカッコいい!
すなわち、カッコいいの二乗!
ワクワクします。
<3>
ちなみに……「ドラえもん」の「ドラえもんに休日を!!」(単行本35巻収録)というエピソードをご存知でしょうか?
これ、本話と同タイプの物語です。
・間抜けキャラ(海藤): のび太
・超人(楠雄):ジャイアン
みなさんもぜひ、この手の感動エピソードを作ってみてくださいねー!!
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最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんの今後の創作・制作のお役に立てば幸いです。
(担当:三葉)