恐怖!「魚の顔色」について語る紳士!!|映画「死亡遊戯」に学ぶ
◆ランドの初登場シーンに注目
映画「死亡遊戯」のラスボスは、ランドという老人だ。彼は国際シンジケートのボスである。
今回は、このランドの初登場シーンに注目しよう。
・Step1:魚が水槽の中を泳いでいる。グロテスクな魚で、たぶんミノカサゴだと思う。
・Step2:ミノカサゴを見つめるランドの顔が映る。彼は真剣な表情で、「顔色がよくないぞ。お前はもっと栄養を摂らなきゃいかん。エサをうんと食べて元気を出せ」。
・Step3:ランドが水槽の中に小魚を投入。ミノカサゴはそれを丸呑みにする。ランドは嬉しそうに破顔して「ハハハハハッ!お前って本当にかわいいよ。見た目は美しいが獰猛だ。もっと欲しいかい?」。
◆「魚の顔色」について語る紳士
さて。
この初登場シーンは、なかなかどうしてインパクト大だ。
おそらく制作者は、<獰猛なミノカサゴを見て嬉しそうに笑うランド>を描くことで、彼の残忍さを表現しようとしたのだと思うが……ご注目いただきたいのはそこではない。
ポイントは「顔色がよくないぞ」というセリフ。いやいや、魚に顔色はないだろ!何言ってんだこいつ……!?
そう!「紳士風の老人が真面目な顔で訳のわからぬことを言い出す」、これが不気味なのだ。狂気を感じる。
◆参考
映画「死亡遊戯」について知りたい方は、以下の記事をどうぞ🍎
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