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「トンネル内で立ち止まる」という描写を通じて、そのキャラが前に進むことも後ろに下がることもできず行き詰っていることを示唆する ~アニメ「ハナヤマタ」の場合

なる「私は何だって普通、普通だらけの14歳の女の子です。『中学生になれば何か変わるかな』なんて思ってたけれど……」

アニメ「ハナヤマタ」(第1話)


◆概要

【「トンネル内で立ち止まる」という描写を通じて、そのキャラが前に進むことも後ろに下がることもできず行き詰っていることを示唆する】は「キャラの感情などを暗示する」ためのアイデア。


◆事例研究

◇事例:アニメ「ハナヤマタ」(第1話)

▶1

本作の主人公は、なる(中2)。

彼女は平凡な少女だ。

本当は、物語のヒロインのように輝きたいと思っている。素敵な先輩や、好きなことに打ち込む親友に憧れている。だがしかし、思い切って踏み出す勇気がない


▶2

第1話序盤、そんななるがトンネル内で立ち止まり、ぼんやりと考え込むシーンがある。

トンネルといえば「こちらの世界」と「あちらの世界」をつなぐ通路だ。ところが彼女はこちらにもあちらにも抜けることなく、途中で立ち止まってしまう……。


これは、【いまの人生には満足していないが、さりとて思い切って生き方を変える勇気もなく、行き詰ってしまったなる】を暗示するシーンだといえるだろう。


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