![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139552734/rectangle_large_type_2_f99d22220a7a4704cac290ae4f64866b.png?width=1200)
大事件や大問題を、「ほんの○○だよ」「ただの○○さ」と取るに足りないことのように語る ~映画「10日間で男を上手にフル方法」の場合
アンディ「(何かプレゼントをもらって歓喜)くぅ~!明日の夜よ!」
同僚「明日の夜、何かあるの?」
↓
アンディ「別に?ただ、人類が生み出した最高に刺激的で芸術的なスポーツの試合があるだけ!」
◆概要
【大事件や大問題を、「ほんの○○だよ」「ただの○○さ」と取るに足りないことのように語る】は「魅力的なセリフ、会話」を作るためのアイデア。
◆事例研究
◇事例:映画「10日間で男を上手にフル方法」
▶1
本作の主人公はアンディ(20代の女性)。
彼女は、とある出版社に勤務している。
ある日、
・Step1:スポーツ紙の記者からプレゼントが届いた時のことだ。
・Step2:アンディはひと目見るなり、満面の笑みを浮かべた。そして「くぅ~!明日の夜よ!」と叫んだ。
・Step3:同僚が訊く「明日の夜、何かあるの?」。
・Step4:するとアンディは「別に?ただ、人類が生み出した最高に刺激的で芸術的なスポーツの試合があるだけ!」。――じつは彼女はバスケットボールの大ファン。そしていま、NBA決勝戦のチケットをもらったのだった。
▶2
ご注目いただきたいのは、「別に?ただ、人類が生み出した最高に刺激的で芸術的なスポーツの試合があるだけ!」」というアンディのセリフである。
バスケットボールのファンがNBA決勝戦のチケットをもらったのだ。どう考えても大事件である。一大事である。ところがアンディは「別に?」だの「ただ○○があるだけ」だのと、まるで些細な出来事のように語った。
これがいい。
アンディがまるで子どものように喜び、浮かれていることが伝わってくる。
◆他のアイデアも見る👀
いいなと思ったら応援しよう!
![100%ツールズ|創作の技術](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8856280/profile_0f634dd305ebc556e2a2748fd1974145.png?width=600&crop=1:1,smart)