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「みんなのおすすめの本」とかいう公式マガジンに俺の記事が載ってた。
えー、タイトルで全部終わってるように見えますが、まあ言うだけ言わせておくんなさい。
単に公式の目に留まったぜヒャッホウで終わる話ではなく、それを私がどう解釈したかという話です。
スマホでnote見てたらですね、画面右上の赤ベルちゃん(お知らせアイコンを自分はこう呼んでいます)がペカーって光ってまして。
おいおい値千金のスキでも頂戴したかそれとも定期購読してるダイハードテイルズの更新かうへへへへなんつって、ウッキウキで赤ベルちゃんをプッシュしたわけですよ。
そしたら、
あなたの「本のちゃんぽんだって酒と同じくらい危険なんだよ。」が、みんなのおすすめの本 記事まとめに追加されました。
・・・・・・いや、何やそれ??????
ええと、カマトトぶってるわけでも何でもなく、本当に何のことだか分からなかったんですよ。
それでよくわからんまま通知を開いて見たら、どこぞのマガジンページにご招待。
曰く、
読書感想文や書評など、おすすめの本について書かれた記事をまとめたマガジンです。
とのこと。
うーん、なんだかよくわからんけどそのマガジンに追加されたってのか。俺の記事が。
あーホントだホントだ、俺の記事が載ってる。
へー、こういうマガジンあったのか。どうやら中の人というか、note公式が投稿された記事の中からピックアップしてるマガジンなのか。note一年半くらい使ってるけど全然知らんかったわ。
へー、仮にも公式がやってるマガジンに俺の記事が追加されたのか。
へー。
へえー。
へええー。
すげえなあー(他人事)。
本当に素直に言わせてもらうと、喜びというより「へーそんな公式マガジンあったんや」という意外さの方がデカかったんですよ。
note公式がピックアップするといったら今週の注目記事くらいしか知らなかったですし、あわよくばそれに載りてえなあそんでバズってモテモテになりてえもんやなあブヘヘヘヘみたいな下心しか持ち合わせていなかったもんで。
みんな言いたくても言えないでしょ、そういうブへへな下心。大丈夫やかまへんかまへんおっちゃんが代わりに言ったるさかいなブヘヘヘヘ。
ただ、note公式の何かに選ばれるためには実力も運も必要です。
それに、自分が書いているモノがnote公式が推せるようなテイストかというのも重要だと思っています。
私の場合、実力とか運とか以前にテイストがnoteに合っていないというか、そもそもがnote公式目線でカテゴリエラーなんじゃねえかという疑いを抱いていました。というか現在進行系で疑っています。だって何書いても妙に濃いぃし。
個人的に、note界隈の世界観のだいたいは、アーバンなオシャレさと女性的なやさしさで構成されていると感じていましてね。もちろん何書いてもほぼほぼオッケーのチラシの裏ではありますが、マジョリティ的価値観はその二つではないでしょうか。
それに引きかえコレ書いてるヤツときたら、オシャレさ皆無の田舎者だわハードボイルド的価値観が大好きな意識の低いおっさんだわで、マジョリティとの相性は控えめに言って水と油。S極とN極。不倶戴天のマイノリティ。
何なら今日はオサレなカフェどころかいつもの定食屋で焼き魚定食食ってました。焼き魚頼む前のおばちゃんとの会話はこちら。
「女将さん、今日のサカナ何?」
「今日はねえ、サバのいいとこが入ってるのよ」
「いいねえ~。そんじゃいっちょね、脂んノッたとこ焼いちゃってよ!(人差し指を立てながら)」
「はいよぉー塩サバ一丁ー!」
自分で書いてて予想以上におっさんだった。
だいぶ話がヨレましたが、要するに言いたいことはこういうことです。
自分の世界観はnoteのマジョリティにウケない。さらに言うと、noteの世界観を設計している中の人にウケない。
そう、思っていました。
それでも――あるいは”だから”と言うべきか――自分の文章にも一定の需要があることについては、書いているうちに実感できました。それはひとえに、これまで自分の記事を読んでいただいた皆様方の評価のおかげです。
また、自分自身でも書いてて/読んでて楽しい文章、自分の世界観を押し出した文章を書きたい。だから書く。その思いは、初投稿の時から一年半を経た今でも変わっていません。
だからこそ、noteのマジョリティにウケようがウケまいが、私は自分なりの文章を書こうと心がけてきました。今回マガジンにピックアップされた記事も、そういう意味では「いつもの」私の記事のひとつに過ぎません。
これは大変ゲスな話で恐縮ですが、おそらくこのマガジンに記事が追加されたからといってビューとかスキの爆増にはつながらないと思うんですよ。同じようにマガジンに追加された皆様方の記事を見ている限りだと。
ただ、今回自分の記事がピックアップされたことについての価値はそこではない。真に価値を見出すところは別にある。
「マイノリティの俺の世界観」は、noteの中の人にも刺さるほどのチカラがある。
その手応えを掴んだことが、今回の価値であり、報酬である。
今回の件を、自分はそのように解釈しました。
公式マガジンに追加いただいたnote読書アカウントの中の方々、大変にありがとうございます。
当方、読書ネタオンリーのアカウントというわけでもありませんが、本にまつわる話はちょいちょい書いています。今後も読書ネタは書くと思いますんで、お互いタイミングが合ったその時にはまた読んだってください。
あ、すいません中の方。最後にもうひとつだけ。
追加していただいた記事のですね、ハッシュタグの件なんですが。
酒飲まない記事に”ほろ酔い文学”のタグつけたけど、ホントに良かったんスかあれ!?!?!?
タグ外せとのお達しが出たときにはうなだれtゲフンゲフン頭を垂れて従います。草々。