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読書記録「みんな邪魔」

今日の1冊は真梨幸子さんの作品を紹介します。

少女漫画『青い瞳のジャンヌ』をこよなく愛する“青い六人会”。噂話と妄想を楽しむ中年女性たちだったが、あるメンバーの失踪を機に正体を露にし始める。飛び交う嘘、姑息な罠、そして起こった惨殺事件―。辛い現実から目を背け、ヒロインを夢見る彼女たち。その熱狂が加速する時、新たな犠牲者が…。殺人鬼より怖い平凡な女たちの暴走ミステリ。

Amazonより

〜読後の感想〜

真梨さんといえば「イヤミス」ですが…私が今まで読んできた真梨さん作品の中でもかなりのイヤミス作品でした。
物語は、あるファンクラブの6人が中心に進んでいきます。
作中では、6人それぞれの私生活が描かれていますが、表には見えないだけでみんなかなり悲惨な日常生活を送っていました。
6人個々が感じている、日常生活への不満、不安がリアルに描かれていました。
一番印象に残っているのは「ミレーユ」の章で、一番私自身が彼女に感情移入していました。

イヤミス作品でありながらも、ミステリー要素も盛り込まれた読み応えのある作品でした。
イヤミス好きな方にはおすすめしたい1冊です。



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