2021年の日記集:うまく言えないこと
【4月14日】
(1)
先週のお休みの日、友人たちが2周年のお祝いをしてくれた。
婚約者が企画してくれていたサプライズだった、ありがとう。
私は すぐに推測、予想をしてしまう面倒な性格をしていると思う。
物欲がない、というのも自分にとっては良いかもしれないけれど、周りを困らせることもあるだろう。
「たぶん、来る人はこんな感じだろうな」と事前に予想をしたり
「欲しいモノは本当に何もない」と日ごろから言ったりしているので、プレゼントにも困ったはずだ。
まさか、手作りのネオンサインをもらえるなんて思っていなかった。
心から驚いたし、モノ自体も素敵で、何より手作りしてくれたことが嬉しかった。
来てくれた友人たちと婚約者のつながりはないので、駆け付けてくれた人にも本当に驚いた。どうやって声を掛けてくれたのだろう。 良い一日だったなあ。
(2)
「Aさんが酷いことを言うんです」
とある人が、ふとこぼした。
Aさんは、私も知っている人だ。Aさんは、私にとっては良い人だ。
私はAさんから、そういうイジワルを受けたことはない。
でも、その人の前ではどうやら「余計な一言」やイジワルを言うらしい。
相手によって、見せる面/見える面は違う。私にもそういうところはある。
そして、ついに その場面を私も見てしまった。確かにイジワルだった。
言わなくていいことを、言っていた。
なんて言おうか、何を言おうか困ってしまった。
その場で注意できる自分でありたかった。
今度Aさんに会ったら、言いたい。
あなたの言葉が、人を傷つけていると。
Aさんはおそらく、その相手のことを嫌いだからイジワルしているわけじゃない。気を許しているからこそ、一考せずに思ったことを言ってしまっている。だからといって許されることではないし、それで疎遠になってしまったら、お互いに不幸だと思う。
どんな理由であれ、言われた側がどう感じるのか、どう受け取るのかがすべてなのだ。
本を読んだり、人と話したりして、これまで知らなかった考え方や価値観を知った。
それで周りの人のいち発言が気になったり、自分が言ったことを後になって反省することが増えた。
これは良いことなんだけれど、これまで気づくこともなかったから、気づいた後にどうしたらいいかわからなかった。
言わなきゃいけないんだ。 気づいて欲しい、大切な人ならなおさら。
…
※この記事は、過去にメンバーシップ内の掲示板に投稿していたものを再編集したものです。
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