2021年の日記集:最適を探す旅

【12月22日】

基準を自分で作ること、自分で基準を満たすこと。
それが幸せへの一歩ではないかと思う。

お金も、時間も、働き方も、人との付き合い方も。
きっと、万人にとっての最高というのは有り得ない。
最低もなく、それぞれにとっての最適が有るだけだろう。

自分が何を望んでいて、何を遠ざけたいのか。
自分を知ることは、とても楽しいと思う。

...

そう言いながらも、正解か間違いか、周囲に求めているときがある。
"ときがある"というのは嘘で、大体いつもそうだ。

「絶対うまくいく」「自分は大丈夫」「なんとかなる、というか、なんとかする」

稀に心から自身を信じている人に出会うことがある。
本当に凄いと思う、これは後天的なのか先天的なのか。身につけ方を教えてもらいたい。

最近「イメージできることは、実現できる」という話を妻とした。
思い返してみると、野球も勉強もバスケットボールも恋愛も、全部そうだったように思える。逆説的に。

活躍できるイメージを持っていないから、活躍できない。
問題を解けるようになるイメージを持っていないから、解けない。
自分なんかが、あの人とお近づきになれるわけなんてない。

そもそも、活躍したいと思っていなかったのかもしれない。
活躍できるはずがない、と思っていた。

本当に活躍したかったら頑張っているように"見える"行動をするだけじゃなくて、どうしたら活躍できるのかを考えたり、そして活躍できるようになるまで練習をしたり。

そういうことをしなかったな、と思い返す。
かといって辞めるという選択も怖かった。

冷ややかな目で見られたり、情けない姿をさらしたくないと考えていた。
それはある程度達成されていたのかもしれない。
頑張るフリばかりしていたから「下手だけど/馬鹿だけど アイツがんばってるよね」という見られ方をした。そうやって自分を守っていた。

...

自分で、自分に期待すること。
自分で、自分に応えること。

分けて考えてみると、応えるよりもまず、自分に期待することが苦手なんだなと気づく。

...

なんでもできるとしたら、何をするだろう。

旅をしたい、もっと世の中を知りたい。
自宅兼店舗の民家で、kenohiをしたい。

"いつか、ね"

そう思ったけれど、なんだか今の自分でもできそうだ。
できそうだ、と思っているからできるのかもしれない。

※この記事は、過去にメンバーシップ内の掲示板に投稿していたものを再編集したものです。

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