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【読書日記】アンガーマネジメント
今日は、Canvaというグラフィックツールを使って、読書感想文を書いていきたいと思います。
アンガーマネジメントという言葉を聞くようになってはおりましたが、なかなか手をつけられずにいたので、マンガでサラリと読みました。
アンガーマネジメントとは何か
アンガーマネジメントとは、 1970年代にアメリカで開発された、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングのこと
怒りを管理、コントロールすることと捉え、読み進めました。
この本は要点が絞られて書かれていますし、マンガもあるので、とても読みやすかったです。
臨場感も満載です。
しおりのアンガーマネジメントはうまくいくのでしょうか。
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自分なりに大切だと感じたこと
怒りのメカニズムを知ること
人間は、心と身体の安心・安全が脅かされそうになった時(身の危険にさらされたり、傷つけられそうになった時)に怒りが生まれ、その怒りをもって身を守ろうとします
会社員でいると、怒りはネガティブで、悪い感情のような気持ちになるのですが、人間の防衛本能の一つなのだと考えると、素直に向き合えそうな気がします。
大切なこと
振り回されずに上手に付き合うこと
相手に伝える努力をすること
自分と相手の境界を知ること
境界の揺らぎを安定させること
表現の引き出しを増やすこと
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怒りは伝染する
喜怒哀楽の感情は周囲に伝染する(情動感染)。
加えて、「怒りは身近な対象ほど強くなる性質がある」とも書かれています。
確かに、家族・知り合い・他人では、怒りの出し方は違いますよね。
身近であろうとなかろうと、そもそも人は自分の思い通りにはいかないもの。
不用意に人を傷つけないよう、怒りのコントロールについて興味が湧いてきました。
怒りを上手に伝える
相手も自分も大切にしたコミュニケーションを目指した自己表現を意識する。つまり、アサーティブコミュニケーション。アサーティブコミュニケーションとは、言いたいことや伝えたいことを我慢しないこと、一方的に意見を押し通したりせず、互いの考え方を伝え、意見を交換できるコミュニケーション手法
ネガティブな思い込みを捨てる
やってもらうことがゴールではなく、わかってもらえることをゴールとする
怒りは二次感情
怒りの裏側には、悲しい、つらい、寂しい、悔しい、不安、心配、困惑といった感情がある(本来伝えたい一次感情がある。)
怒りをやり過ごす「6秒ルール」
怒りを感じた時に、6秒待ち、怒りが頂点に達したときの反射的な行動を防ごうという考え方。
一瞬間違えて理解しそうになりましたが、6秒待てば怒りが消えるわけではなく、あくまでも瞬間的な怒りからくる行動を防ぐ、ということ。
6秒ルールも他にも、コーピングマントラ※の紹介もありました。例えば、
「なんとかなるさ」
「大丈夫、大丈夫」
のようなものです。「手のひらに人を3回かいて飲み込む」というのも一種のコーピングマントラでしょうか。
※ストレスが高まった時につぶやく魔法(?呪文?)の言葉
叱る
「上手に叱る」という章がありました。「叱る」という言葉について深く考えたことがありませんでした。
本来「叱る」ことの目的は、相手の成長を願い、のぞましい行動をしてもらうために意識と行動を変えてもらうことです。
「望ましい行動」というのは、個人や社会によっても変わる物だと思いますが、自分の思う「望ましい行動」をしてもらうために、相手の意識と行動を変えてもらうということだとすると、怒りと同様「叱る」も重々気をつけなければいけない行動だと感じます。
まとめ
アンガーマネジメントは、「怒らない手法」ではない。
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衝動と思考と行動をコントロールし、上手に怒る(相手に伝える)こと。
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余談:怒りに対する名言
偉人たちの怒りに対する名言をここにメモして、備忘録にしたいと思います。
怒ると、その相手よりも自分を傷つけてしまうものよ。
勝負に一番影響するのは『怒』の感情だ。
怒りにまかせ、怒気怒声を発すれば、あなたの徳望を失うことになる。
怒りを敵と思え。
怒りっぽい人は気が短いのではなく、怒り以外の有用なコミュニケーションツールがあることを知らない