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#小説
29日のMerry Xmas
プリンセスカレラ
「あら、まだしまってないのね?」
セバスチャン・ヴィンセント
「申し訳ございません。お嬢様」
「おーい!おーい!」
ロイ
「どうなされましたか?ヴィンセントさん」
セバスチャン・ヴィンセント
「どうしたもこうしたも・・これを見ろ!」
ロイ
「あっ、申し訳ございません。まだクリスマスツリーが残っておりましたね」
セバスチャン・ヴィンセント
「おい、おい。。まだクリスマス気
【掌編小説】お嬢様おやすみなさいませ
「お嬢様こちらにいましたか?」
「どうしても眠れなくて。風に当たりにきたの」
「今夜は星が綺麗ね」
「今日は少し風が強いですね
風邪を引いてしまいます さっ、中へ」
と言って
手に持っていたブランケットを肩に掛けた。
「ねぇ?」
「どうかされましたか?」
と声をかけると
「いや、何でもないわ」
「先にやすみなさい
もう少し風にあたってから戻るわ」
私は
「何か思うことが御
【官能掌編小説】勇者の章〜勇者ナオハルと魔王が戦う2日前〜
勇者ナオハルと魔王チンジャオロースが
戦う2日前。
「くそぉっ!!何故だ?どうして!?」
「魔王チンジャオロースの城はもう
目の前だと言うのに」
勇者ナオハルは共に冒険し、戦ってきた
コンとドームが眠る墓の前で悲しんでいた。
2人は魔王チンジャオロースの右腕である
亡霊騎士クンサー将軍との戦いの末この世を
去った。
「僕が、僕がもっと強ければあの2人は
【自作ポエム】3月30日
桜が咲きそうなこの季節
あの日の事を思い出す。
時折吹く冷たい風が、コートを揺らす。
今にも咲きそうな桜木の下で、君を待つ。
そっと腰掛けて。
Cから始まるメロディーを鼻歌いながら
君の事を考える。
なんて言えばいいのか?
どんな顔で会えばいいのか?
なんて事を考える。
これからずっと君と過ごすと想うだけで
笑みが出てしまう。
会った時の事なんて、
会った時に考えればいい。
そ
【掌編小説】燃える(ゴミじゃなく)恋の日
時が止まる。
この感じ、幼い頃に感じたような気がする。
タタタン♪
タタン♪
タタタータ♪タンタン♪
このメロディーが私を呼んだ。
「ヤバいっ、もうぅ〜っ」
「早く行かないと」
私は、慌てふためいて靴を履き玄関のドアを
開けた。
「ママ〜っ、ママ〜っ」
と私を引き止める。
その瞬間、私はある記憶をみた。
そう、私ではない誰かの。
あれは遠い、遠い昔の事。
天界と呼ばれるこの世界で