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いつも、兎が跳ねてて

中秋の名月を
見損なったのを

二日後の朝に、ふと気がついた
今年こそは、と意気込んでいたのに

産声が上がったのかしら、と
名前も知らないあの人を想う

あの姫は
一体何を犯したというのか

聴き覚えのある
愛おしい声に疾く疾く

開けると、まんまるさん
あ、中秋の名月、みっけ

私は、さおだけ屋の姫にでも
なろうかしらん

たけや〜、さおだけ〜

なんてね

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