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書き物

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#小説

ひこうき雲と再生と巻き戻しと

この文章は私と彼の会話でほぼ進行していきます。 私『』 彼<> で括弧の違いにより会話を…

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グレープフルーツの心配事

ちょっと疲れてた。 気づかないふりをしてたけれど 笑顔が一番楽だと思った時は、いつも疲れて…

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きっと時間の流れが違うだけだよ。

《外が暗いなぁ・・よる??あさ??あめのひ?まぁいっかぁ・・・》 金木犀の香りが部屋中に…

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【2000字のドラマ】「ホシノサユリ」と「りほこ」と「サドトオル」のとある1日

『おまたせ~!』 手を振る僕の前には、赤いサンダルをはいた彼女。今日ぼくは、交際を申し込…

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空から降ってくる雨の気持ちを受け止める

私は、リモートワームはできないタイプだ。 自分に甘いからついつい誰も見てないとダラダラし…

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愛と優しさの矢印はどこに向かっているのか

『ねぇその人思い浮かべてみて? ミキは彼とずっと会えなかったとする。そして久しぶりに会っ…

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突然シャワーを浴びながら泣きたくなる

突然泣きたくなる事がある。どんな時にと言われるとよくわからないんだけど多分何かで心のタンクがいっぱいになった時。 そして今日がちょうどその日。タンクの中を出してみようと思う。 タンクの中には不安がたくさん入っている。この不安なんだけどちょっと整理をしてみる。すると何より大きいのは、私の中にある『言葉たらず』からやってくる不安。 私は基本的に人と付き合うのが苦手だ。そうは見えないと言われるけれど……基本的に人付き合いが下手な私の人付き合いはそれを自覚してテクニックを磨いただけ

【小説】ハラスメントは私の味方なのだ。

私が悪いんじゃない。私が悪いんじゃない。私は全然悪くない。 会社に気に食わない女がいる。…

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【小説】私立図書館との出会い⑦

40歳独身の私。不思議な私立図書館で《一人がだんだん近くなる》その不安と闘いながら自分の好…

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【小説】私立図書館との出会い⑥

40歳独身の私。不思議な私立図書館で《一人がだんだん近くなる》その不安と闘いながら自分の好…

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【小説】私立図書館との出会い⑤

40歳独身の私。不思議な私立図書館で自分の将来について少しづつ考え始めた。《一人がだんだん…

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【小説】私立図書館との出会い④

40歳独身の私。不思議な私立図書館で自分の将来について少しづつ考え始めた。《一人がだんだん…

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【小説】私立図書館との出会い③

40歳独身の私。ある日砂利道の先にある不思議な私立図書館に出会った。その図書館で私は自分の…

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【小説】私立図書館との出会い②

40歳独身の私。ある日砂利道の先にある不思議な私立図書館に出会った。その図書館で私は自分の将来について少しづつ考え始めた。 一人がだんだん近くなる今まで不器用ながらも一生懸命仕事をしてきた。人より不器用な分遠回りだったかもしれない。 色々な壁に当たっては、挫折したりあきらめて折り合いをつけたりしながら前に進んできた。理不尽な事にも自分の中で折り合いをつけながら自分の納得する理由を探してどうにか前を向き直してきた。どんなに理不尽だと思っても、「もし私がこうしてたらこんなこと