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わたしの本棚

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雑誌のように、本のように。 好きだけで終わらないまた読みたいnote。
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記事一覧

我慢できるから大丈夫は自分についた嘘だった

ずっとやりたかったことに向き合ってみたら、無意識に、ずっと見ないふりをしてきた本音に向き合ってしまいました。 それは、偶然鉢合わせたような驚きで、「まさか、本気でこんなことを思ってたなんて」と未だに少し受け入れられずにいます。 私はずっと今の環境から抜け出したかったのだと思います。 「今の環境」が何を指すのかは、もう少し言語化する必要があると思うけど、なんとなく自分に合ってないというのはずっと感じていたはずで。 誰かが誰かをいじめたりする姿を見たり、自分自身も嫌な態度

自己肯定感が低いままでも、つよくなった理由。

『月刊 自己肯定感』というマガジンをつくっているので、いつもなんとなく自己肯定感について考えている。 このマガジンをはじめた理由のひとつに、一緒に書いているDr.ゆうすけくんに「サクちゃんは、もともと育った環境もよくないし、自己肯定感が低い要素が山もりなのに、どうやって今みたいな考え方ができるようになったの?」と聞かれて、「それ、後天的に自己肯定感は育つっていう希望の光だからな!」と言ってくれたので、「そっかそっか、希望の光なら届けなければ!」と思ったというのがある。 だ

恥ずかしいまま生きることにした

『人間失格』の話じゃありませんが、この間、うちのクラスの二年生の女の子と話していて、びっくりしたことがあります。 それはわたしが日直だった日のこと。(担任なのに日直がまわってきます) 日直さんは朝の会で、お誕生日にもらった自分の詩(うた)を歌うことになっていて、わたしはその日、子どもたちにもらった二篇の詩を歌いました。 ひとつは自分のクラスの子たちが考えてくれた詩、もう一つは6〜7年生クラスの子たちが考えてくれた詩です。 朝の会が終わり、授業も終わり。さ、のんびりしよ

”今”を大事にしていると、”素敵な未来”は勝手にやってくる

「人生のなかで1番幸せを感じるのは、ホッとしてる時間なんですよね。例えば時間帯で言うと、夜とか。曜日でいうと金曜日とか。」 私がそう話したら、 「ってことは、いつも緊張してたり、ホッとできない時間が多いってことですよね。」 と言われてハッとした。 そうかもしれない。そうだったのかもしれない。 思えば私は、ずっと不安だったような気がする。 見えない未来を心配したり、過去の嫌な経験を思い出しては苦しくなったり。 いつも何かに焦っていたし、 常にこのままじゃダメな気がし

常に自分へ問いかけている、届く文章を書くための5つの質問

ライターになりたての頃、良い記事を作るために意識したほうが良いと教えてもらったことが2つあります。 ひとつは、記事のゴールを決めること。目指すべき対象を決めることで、目的を持って執筆と呼ばれるマラソンを走り切ることができるから。 もうひとつは、記事の構成を決めること。最短距離でゴールに向かうためには、どのようなルートを走るのかを考える必要があるから。 3年間、ライティングを生業にしていると、これらの重要性を痛感することばかりです。むしろ、今となっては、構成やゴールなしに

自分を知りたい・頭を整理したい人におすすめ!「ジャーナリング」のやり方と効果

まず、ジャーナリングとは何か? ”頭に思い浮かんだことを紙に書き出す行為” です。 いまの自分に集中することから、 「書く瞑想」とも言われています。 わたしにとってジャーナリングは 生活の一部であり、必要不可欠な習慣。 何より楽しくて、 みんなにおすすめしたいほど大好きなので、 きょうはジャーナリングのやり方や効果 について書いてみます! 【ジャーナリングのやり方】 ①紙とペンを用意する ●ノートでもルーズリーフでも なにかの裏紙でもなんでもOK! ●一番はA4の

どうも随分生きづらいと思ったらHSPだった | 古性のち

自分の感情を「生きづらい」と表現するにはあまりにも乱暴すぎるし、そんな一言であの複雑な思い達を片付けてしまうのは、何だか過去の自分に申し訳ない気さえする。それは例えば「もしもし。そんな言葉でまとめられちゃうなんてたまらないぜ」と天井から怨念になったわたしが降りてきて、文句を付けられても仕方ないと受け入れられてしまう。そんな申し訳なさだ。 正直、今も自分の人生が生きづらいだなんて思ったことはない。 だけれどどう考えても他人から見た私の人生はどうやら「生きづらい」のだ。 今ま

移住と定住の違いー「好きだから住む」という決断をし続けるということについてー

私は今での人生で25回引っ越しをしています。37歳にして25回の引っ越しとなると、ジョブホッパーならぬハウスホッパーだ!と、多分堂々と名乗っていいのかなと思います。そもそもジョブホッパーを自信満々に自称する人はいないかもとは思いつつ・・・ 今回は、比較的フットワーク軽く引越しを繰り返す私が考える「地方に住み始めること」についてお伝えしたいと思います。同時に、糸の切れた凧のような引っ越し族な私でも、「好きだから住む」という決断をしてこだわりを持って住み続けているということについ

「肩書がない自己紹介」をやってみる

1年間一緒に働いた宮地くんが先日書いていた「肩書がない自己紹介」。 もともとは彼が好きなこのライターさんがやっていたとか。 そんな宮地くんの「肩書がない自己紹介」のnoteの最後に『さらにワガママを言えば、皆さんの「肩書がない自己紹介」を見てみたいなあ。』と書いてありまして。その当時に私やってみたいなぁ、なんて言ってたら、先日「待ってます」とメッセージが来ました(笑)。 書くなら今かな、と思ったので、「肩書がない自己紹介」をお届けします。 寒色より暖色が好きです。 青

自己肯定感が低いままで素直さを手に入れようとした話。

「他人の目が気になってしまう」「“自分なんて”と考えてしまう」そう思っている人は大勢いる。わたしもそのひとりだった。 むしろ幼少期から20代までずっと“自信がない人”の見本のような考え方だったので、「他人の目が気になる」という人に「そんなの気にしなければいいじゃん!」とはとても言えない。 自然に“そう思ってしまう”ことをよくないものだと抑えつけてウソのポジティブで身を守るのは危険だし、どんな感情であれ、そう思ってしまうに至る原因があって、それを否定してなかったふりをして生

ケンカじゃない方法で、よりよい関係をつくるためのコミュニケーションについて

できればケンカをしたくない。 ケンカはコミュニケーションだという文化もあるかもしれないけど、わたしは、コミュニケーションのゴールが「人を言い負かしたい」とか「自分が正しいと認めさせたい」という勝負の土俵には一瞬たりとも上がりたくない。なので、そういう人がケンカを売ってきたときは無言でダッシュで逃げる。 だけど、仲良くしたい相手やこれからも関係性が長く続く相手とも、意見が食いちがったり考えが伝わらなかったりする事態はどうしても起こってしまう。そういう相手とは、よりよい関係を

「会いたい」と言われる大人になりたくて。25歳の私が学ぶ、林さんの"大人の条件"

渋谷のワインバー"bar bossa"の店主である林伸次さんの新著『大人の条件』を手に取ってまず最初に衝撃を受けたのは、「林さんの年齢が自分の父親と同じくらいである」という事実を知ったからでした。 2年前、林さんの書いた小説『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。』と出会い、帯に書かれた言葉と目が合った瞬間、私は恋に落ちていました。 小説は短編集で、内容は渋谷のバーの店主がカウンター越しにお客さんから聞いたラブストーリーを綴ったもの。これを読んだとき、私はてっきり

ほとんどのマーケティング従事者が興味を持たない「エーザイの統合報告書」がヤバいから読んだ方が良いぞ!という件

このテーマは、あまりウケがよくないと思いますが最近のマイブームなので書きます。 まず、最近ビビビッと来たこの記事。 PwC Japanの坂野さんと、エーザイ専務執行役CFOにして早稲田大学大学院会計研究科客員教授も務める柳さんの対談記事です。 コンサルファームのPwC(プライスウォーターハウスクーパース)と企業のCFOがESGと財務の話をしている時点で、大半のマーケターが「あ、この記事は自分にとって関係ないな」と感じるのでは。 ちなみに、PwC Japanの坂野さんが

【日常に幸せを見出す】

人生は毎日の積み重ね。日常を繰り返すことで人生が終わっていく。 非日常を味わうこともいいが、非日常よりも日常の方が多いからこそどれだけ日常を充実させることができるかどうか。 日常はすぐに当たり前になってしまう。そして、人は良くも悪くもマンネリ化していって慣れてしまう。 そばにいるのが当たり前。やってくれるのが当たり前。 当たり前というものは怖い。幸せのバロメータを狂わせてしまう。当たり前なことを当たり前に思わないように日々過ごすことが日常を幸せに生きていく上で大切なこ