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育て直し 1987年 9月9日(水) 1歳11ヶ月 『今日だけね』という特別ルールを、上手に使う!

【日記】
 最近、保育所の話をよくしてくれる。「歌、うたった」「砂(遊び)、した」など。👍 子どもと話していると、幸せな気がしてくる。本人も、1日に一つは、楽しかったことを覚えてくる。

 『おしいれおばけ』の本を読んだ日以来(9月7日に読んだ)、おばけを恐がって子ども部屋に全く入らなくなってしまった(大失敗だ)。子ども部屋に、押入れがあるからだ。寝るときは、仕方なく別の部屋に寝かせてから、そっと抱いて子ども部屋に連れていくようにしている。絵本一つで、こんなことに、なるとは…。

大きくなったら、気に入っていたが…

 今までいったことがなかったのに、おならをして、今日初めて「ゴメン」と頭をさげた。👍 マナーを覚えたので、嬉しい(何回も教えつけた効果だ)s。これって、すごいことじゃない?

 最近、おしっこのおもらしをしなくなった。「おしっこ」と言って一緒にトイレに行ったり、トイレに自分一人で行ったしている👍 排泄が自立したことで、子育てが本当に楽になった。「1日に何度もおむつ替えをしていたことが、懐かしくなるとわ。」と、久美子が言っていた。

 ドライヤーを使って、紙吹雪して遊んだ。紙吹雪の紙は、梓が今まで遊びで破ってきた広告紙を、みかん箱に貯めておいたものを使った。ドライヤーで、激しくか紙が飛ぶので、梓は大喜びしていた。その後、ドライヤーのコンセントを抜き忘れていたら、梓が気づいて抜いてくれた。👨‍🎓 よく気がつく子だ。

結構、面白かった

 近所の少し年上のお友達が、家の前の道を走っているのを見つけた。近所の14,15軒の家の周りを、勢いよく走っているらしい。「リレーごっこ」と呼んで遊んでいる。梓は、それを見て「ぐるっとまわってくるわ(回っているわ)。」と言っていた。👍

   👍 【解説】【セリフ】なし  「共感」で褒めてください    
   👨‍🎓 【解説】【セリフ】あり

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【解説】 
 ドライヤーのように、本来使ってはいけないもので遊ぶときの注意について書きます。
 黙って、ドライアーで遊んではいけません。本来は髪を乾かすものだよと「覚えて」で知らせて「今日は、特別ね。」とか「お父さんと遊ぶときだけね。」という条件(特別ルール)をつけておく必要があります。
 そうでないと、凸凹タイプの子どもは、ドライアーをおもちゃだと思ったり、家にある家電はすべて遊びに使ってもいいと、勘違いをしてしまうからです(0か100かの考え方)。

 子どもがコンセントを抜いてくれたのは、親の失敗に気づいて親切心で補ってくれているのではありません。単に、コンセントを抜くのが好きなだけです。しかし、これを「想像」「共感」「覚えて」を使って「人のためにしてあげる」という方向に気持ちを向けていくと「人の気持ちが分かる人間」になっていきます。

紙吹雪は、楽しい!

 特別ルールの使い方を、書いておきます。
【セリフ】
父「これはドライヤーといいます(「覚えて」)。」
子「どらら(ドライヤー?)」
父「本当は、髪の毛を乾かすものだけど、今日は特別これを使って遊びます 
 (「覚えて」)。面白しろいよ(「共感」)。」
子「うれしい。」
父「嬉しいね(「共感」)。でもね、普段は触ってはいけません(「覚え
 て」
)。お父さんといるときだけ、遊びに使ってもいいものです。」
子「そうなの?」
父「自分だけでもやってみたいと思うだろうけど(「想像」)ダメです。
 『今日だけ。』『触りません。』と覚えておいてね。1回、言ってみ
 て。」
子「だめ(触るのだめ)。」
父「よくできました(「共感」)」

触っては、だめなものもある!


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やまと たける
本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。