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Ⅱ 低学年で覚えて欲しい学び方スキル 17 「今、どこを見るべきか」を自動的にできる その2
3つの補助項目を紹介し、少し【解説】を足します。発言者とは、クラスメイトのことです。
1️⃣ 先生(発言者)が黒板に書き出したら、してることは全部や
め先生(発言者)の書いていることを見る 【解説】
2️⃣ 先生(発言者)が書き始めたら、何が書いてあるか理解しよ
うとして見る。 【解説】
先生が黒板になにをか書き始めたら「重要なことかもしれない。だから、先生が何を書いているのか見よう」と自動的に思わないといけないのです。しかし、先生が黒板に何かを書き始めても、黒板を見ない子どもたちがいます。黒板を見ないので、当然、何が書いてあるのか分かるはずがありません。
・注意集中が切れていて、先生が書いていることに気づいていない
・先生の書いているものをちらっと見て、興味がないと判断する
・先生がなにか書いているが、上手く理解できない
・先生が「今から、◆◆◆を書きますよ」と言わないので何をしている
のか分からない
このような子どもは、クラスに平均10%位います。いちいち「黒板に重要なことを書きますから、見てください」と言っていては、配慮になりますが育てること(支援)にはなりません。だから、育てるために、ルールにして口で唱えて覚えてもらいます。
・先生が黒板になにか書き始めたら、黒板を見て何が書いてあるか
読む
このルールを、クラス全員で唱えます。その後、まだ黒板を自動的に見ない子どもがいたら「どんなルールでしたか?」と聞いて、個人的に唱えてもらいます。決して、先生が黒板に書いているときに「黒板を見てください」と言ってはいけません。
このようのしていくと、脳の特性としてはできないのですが、知識として「自動的にに見る」ができるようになります。
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3️⃣板書は、先生(発言者)が何も言わなくてもノートに写し
ていく 【解説】
小学校の一年生の最初の内は「ノートを出しましょう」「黒板を写しましょう」と指示をして、板書を写すことを教えてくれます。しかし、徐々に黒板に板書しても、何も言わなくなります。黒板に書いたものを全部写すのは、学校教育では常識だからです。
高学年になると、黒板を全部写すだけでなくその上に「先生が言ったことで、重要だと思ったこと」を、自分たちで自主的にメモすることまで求められます。様々なノートの研究などで「このメモする行為が、学習において大事だ」ということが分かってきたからです。
凸凹タイプの中には「ノートなど取らなくても、全部覚えている」と言い張って、ノートを書かない子もいます。本当に全部覚えている子もたまにいますが、大抵は文字をくのがの苦手でそれを隠すための言い訳です。
だから、これもルール化して唱えて覚えて貰う必要があります。
・板書は、先生がないも言わなくても全部写す
しかし、どうしても、板書を写せない子もいます。視覚などの発達の問題を抱えているからです。そいう子を発見したときは、板書と同じ内容のプリントを出したり、電子黒板の印刷機能を使ったり、写メを利用して印刷するなど、ICTを活用して配慮しましょう。
なんとしても、ノートを作っていく方法を配慮する必要があるのです。なぜなら、将来、テスト勉強するときにノートがないと復習できないからです。ノートなき学習はありえまえん。ただし、ICTを使って配慮するときは「すみません」を使って頼ませるのを忘れないようにしましょう。
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