《注意集中に課題があるタイプ》のアセスメントとその支援の方法 その5 具体的な支援の方法④
整理していいたら、この記事が消えていたので、再掲して、マガジンに入れました。《学童編》ではありませんので、飛ばしてください。
「ユニバーサルデザインの授業法(どんな子どもにも分りやすい授業法)」の解説の続きです。
授業の流れの中で-1
7 始まりの礼をきちんとやらせきれているか
始まりの礼というのは、先生がその時間にする「最初の指示」にあたります。だから、これを必ず全員にやり切らせる必要があります。
もし、やらない子どもがいるのに、見過ごしたら大変です。その子が凸凹タイプなら「0か100かの考え方」をしているので、「先生の指示に従わなくても、叱られなかった。何だ、あの先生の指示に従わなくていいんだ」と考えてしまうからです。
だから、先生は「これから、○○の勉強をはじめます」と日直が言っている間は、礼などしている場合ではありません。礼をしない子がいないか、しっかりと見ている必要があります。
8 遅れてきた子どもの指導は適切か
先生は、授業に遅れてきた子どもに単に「叱るだけ」で座らせてはいけません。次の、3つのことをさせてから座らせないといけません。
・なぜ、遅れてきたか理由を言わせる
・授業の始まりのルールを言わせる。
・みんなの迷惑になっているので「すみません」と謝らせる
そうしないと、授業に遅れてきたことが、悪いことでありみんなの迷惑になっておいることが分からないからです。
9 時間の初めに、この時間のねらいと流れを明確
にしているか
《注意集中に課題があるタイプ》は、ねらいがはっきりしていると興味を持って、授業を聞きはじめます。そして、その授業の流れや課題を明確にしておくと、注意集中が切れにくくなります。
《注意集中に課題があるタイプ》は「課題が分からないこと」と「いつこれが終わるのか分からない」ことが、注意集中を切らす二大原因だからです。
「今何をやっていて、どれくらいでおしまいになり、次何するのかが分かっていると安心して取り組める」と子どもたちは言っています。
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