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第2ステップは、信頼関係を利用してルール・常識・マナーを「覚えて」もらうその1
ステップ1で、先生が近づいても嫌がらなくなったり、逆に、先生のことを呼ぶようになったら、共感関係(愛着をが形成された)がついた証拠です。「大人全体まで」とはまだですが、その先生のことは信頼したのです。
これで、第1ステップは終わりです。すぐさま、第2ステップに移ります。
大概のT2は、ここで失敗します。いい関係ができたので、満足してしまうのです。当該の子どもの要求を満たしてあげていると、とってもいい状態が続くからです。
しかし、相手の言うことを聞いているだけで、何かを教えたたわけではありません。つまり、当該の子どもは、何も変わっていないのです。ステップ1をこのまま続けていくと。当該の子どもは、よい奴隷を見つけたと思うようになります。自分の言うことを、なんでも聞いてくれるからです。
「これで、愛着が未形成のことの関係づくりが完成した」と勘違いして、T2が普通の先生の関わり、つまり説明や指示や叱責を始めると、急に元に戻って暴言を吐いたり暴れたりします。信用した先生が、裏切ったと思うからです。
第2段階で、
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そこで、関係が崩れるのを恐れたりすると、当該の子どもの言うことを聞くしかなくなります。でも、これではいけないと、普通の説明や指示や叱責を始めると、また、暴言や暴力です。これを「奴隷と王様ゲーム」と読んでいます。
だから、第2ステップでは「愛着のできた大人から、なにか新しいことを、学んでいく方法」を教えてあげなくてはいけないのです。
それを使って1番最初に教えることは、「こから以後、学校や社会に、適応するための最低限のことです。そして、当面は「できる・できない」ではなく「覚えて」もらうことが目標です。第2段階をまとめておきます。
・1対1で付くのは同じです。
・「発達に凸凹のある子どもの関わり方」の4つを使って、新しいこと
を学んでいく「やりとり」を知ってもらう。
・それを使って、学校や社会で使う知識、語彙、ルール・常識・マナ
ー、スキルを教えてあげて、覚えてもらう。
これ以上説明しても、本質はつかめないでしょう。いつものように、よし君と村内先生を使って【セリフ】中心の事例を2つ書きます。そのセリフを読み込んで本質に迫ってください。スッテプ1との違いを見ることが大切です。「本質は、細部に宿る」のです。
【参考】
当方の「発達に凸凹のある子どもの関わり方」の4つを使って、新しいこ
と を学んでいく「やりとり」については、次の記事を参照してください。
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