《聞いたことをまとめるのが苦手なタイプ》のアセスメントとその支援の方法 その6 国語の支援の方法 ③
③ 文法が、正確に覚えにくい
助詞と接続詞のところでも書きましたが、《聞いたことをまとめるのが苦手なタイプ》は、大人からの文例をたくさん集めていくことができないのです。だから頭の中で、文法が組み上がっていきません。それが「難しい日本語を、聞き取ることができない」という悪循環になっていきます。
どこかで、文法を学ぶ機会を作った方がいいでしょう。
➪文法をまとめて学ぶ機会を、授業以外に作る
参考書を1冊上げておきます。日本語学校でも使われているもので
す。
④先生の長い説明が、聞き取れない。分からない
これは、このタイプの子どもが最も不得意とするところです。今まで書いてきた①から③のことをやっていくと伸びてくるところです。
あと、育てるためにできることは、なぞなぞで遊んだり、読み聞かせをしてあげるといいでしょう。どうしても改善しない場合は、通級指導教室などに通って訓練しましょう。
配慮するなら「先生が、長い説明だけすること」をやめることです。つまり、パワポなど視覚情報を提示しながら話をすることです。その他、プリントを作って、プリントに沿って学習していく方法もいいでしょう。
保護者が叱ったりするときも、話すだけでなく絵を書きながら話すとうまく伝わります。
➪①から③で説明したことを地道にやっていく
➪なぞなぞやスリーヒントクズで遊ぶ
➪挿絵や粗筋を利用しながら読み聞かせをする
本は、当該学年より2学年上がいい
➪聴覚情報と視覚方法を同時に示す。情報量は同じにする
e.g. パワポ プリント 映像 図 手書きの絵
➪どうしてもうまう行かないときは、配慮が必要
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