【経験】子どもが他所様宅の窓ガラスを割ったことで見えてきたこと
こんにちは。
自立に向けてログハウス・ビルドを始めようとしているとっとです。
昼休みnoteです。
先週の木曜日にふと玄関を見ると、何故か朝には無かった物干し竿が立てかけられていました。
その時は、不燃ごみとして捨てるのかな?程度におもっていたのですが、その日の夜にカミさんから話を聞いて理由が分かりました。
こんなことになってました
事件発生
その日の午後、近くの公園でわが家の長男(小2)が、A君とB君、二人の友達と一緒に3人であそんでいたところ、B君がクツを木の枝にひっかけたそうです。
そういえば長男が保育園の頃、靴飛ばしといって、かかとを脱いだ状態で蹴るようにクツを飛ばす遊びをしていたのを思い出しました。
おそらくそのような遊びをしていたのでしょう。
悪いことに、そのひっかかったクツを取ろうと3人で石を投げたそうで、なんとA君の投げた石が近隣の家の窓ガラスを割ったのです。
それからどうしたかというと、B君はクツが無いのでその場に残り、A君と長男がすぐにそのお宅に行って家の方とお話をしたとのことでした。
幸いにも、大変優しいおばさんが出てこられ、第一声、
逃げなくてえらかったね
と言ってくださったそうです。
その後、A君は被害宅のおばさんから住所と名前を書いた紙を渡され、A君のお母さんに報告しました。
一番家が近いうちの長男も家にもどってカミさんに報告し、カミさんが物干し竿を持って、ひっかかったB君のクツをひとまず回収したのでした。
改めて謝罪と反省
その後、改めてA母さん(A君のお母さん)、B母さん(B君のお母さん)、うちのカミさんで被害宅に謝罪に行きました。
その後もカミさんは毎日、A母さんとB母さんとやりとりを続けました。
A母さんからは、被害宅の窓ガラスの弁償代が約7万円にも及ぶことがわかりました。
カミさんとB母さんも別で話し、当然連帯責任であることから、弁償代は3世帯で折半することをA母さんに提案したこと、などなどの話が進んでいきます。
その間、当然長男には、
何故そんなことになったか、
どうすればよかったか、
もし仮に窓ガラスが開いていて、さらに赤ちゃんがいて、そこにあたっていたらどうするか、
といった話をしました。
そして弁償
そして昨日、カミさんから長男とわたしに相談がありました。
弁償代としてわが家も約2万3千円支払うことになるけど、どのように支払うのがいいか、という相談です。
どのようにというのは、わが家の中でどういった道理で財源を確保するのか、ということです。
単に未成年のやったことであり親の責任なので親が支払うのか、子ども自身も考えるためにおこづかいからも出すのか、そういったわが家なりの考え方をどうするか、ということです。
小学2年生にはなかなか難しい問題ですが、まずは長男にどうするのがいいと思うか聞いてみました。
結論、わが家の方針としては、8年前に長男が生まれてからのお祝い金やお年玉をすべて銀行に預けているため、そこから弁償代を引き落とすことになりました。
他にも、以下のような案も話しました。
方針が決まったので、お昼ごろ長男とわたしは歩いて近くのATMまで行きます。
途中で現場の公園にも立ち寄り、どの木のどの辺にひっかかったのか、どの家のどこの窓が割れたのかを長男に説明してもらいました。
ATMで引き落としたお金はその場で封筒に入れて長男に持たせ、責任もってカミさんにわたすように言いました。
午後にはA母さんが家に来て、無事にカミさんから封筒を渡したのでした。
現状はここまでで、あくまで代表としてA母さんから被害宅まで無事に支払いされたかどうかは報告待ちの状況です。
問題はそれだけではなかった
関係ない話を持ち込むな
今回の件で考えさせられたのは、被害宅に大変な迷惑をかけてしまったことに対する反省と弁償の段取り、だけではなかったのです。
この件については全てカミさんがA母さんとB母さんと連絡をとっているのですが、カミさんの話を聞いていると、なんとA母さんとB母さんは仲が悪いんです。
そんなこと今回の件には全く関係ありません。
ところがA母さん、そういう関係のない事情を自分の感情のまま、カミさんとのやりとりのなかに持ち込んでいたのです。
面倒なことに、B母さんも負けていません。
信じられないのですが、例えばこんな感じです。
・・・
わたしには非常識としか言いようがない(わたしが常識的かどうかも疑問ですが)のですが、実際に被害宅への謝罪は、A母さんは単独で、B母さん+カミさんで、と別々に行ったそうです。
そんなことになっていたとは、、
こうなるともはや、被害宅に2回迷惑かけています。
お母さんの社会経験
ちなみにA母さんは50代、B母さんとカミさんはアラフォーです。
そんな年になっても、人の好き嫌いで物事の進行を左右するのは仕方ないことかもしれませんし、自分の感情を表に出せてある意味元気な証拠かもしれません。
ただ仕事ならまだしも、人に迷惑(しかもわが子が)をかけてしまったことに対するリカバリに関しては、当然切り離して動けないといけません。
例えばですが、A母さんは先に全額弁償代を支払ってしまい、とにかく被害宅に対しての謝罪を納得されるまでします。
次に、もっとも大事なのが今後の恒久処置です。
子どもたちにどういう教育・しつけをするのかという説明責任をわが家も含めて果たします。
それからゆっくり、10年でも20年でもA母さんとB母さんはヤりあえばいいのです。
わたしは、A母さんとB母さんの関係性、A母さんの人柄などをカミさんから聞いて把握するにつれて、もしかすると上記のような道理も通らないかもしれないと思い、途中からはA母さんの旦那さんも交えて話すよう提案しましたが、A母さんからは断られてしまいました。
ちなみに今回の件は子どもがやったことであり、そもそも母親たちだけで話をする義理もないだろうと、わたしが入って話そうかとも言いましたが、それはカミさんに断られました。笑
まとめ
今回は子どもが初めて他所様に大きな迷惑をかけました。
もし自宅が同じ目にあったらとおもうと、割った直後のA君とわが家の長男に対して寛大な声をかけてくださった被害宅のおばさんには感謝しかありません。
もしあそこで、
親を呼んで来い!警察につきだしてやる!
のようなことを言われていたら、長男はこれから、悪いことが起きた時には隠し、人のせいにし、素直に非を認められない人間になっていくかもしれなかったのです。
実際にはわたしがそうはさせませんが、隠されてしまうと気づけないため、どうにもなりません。
被害宅のおばさんやご家族には大変申し訳ないですし、言葉は悪いのですが、今回のやりとりを通して本当に良い経験をさせてもらっていると感じます。
また、A母さんB母さんの元気がイイ問題を通して感じたのは、うちのカミさんの思考力と人当たりの良さです。
もちろん感情的にある程度行動するところはあるものの、ものごとの道理をきちんと理解できるところや、A母さんともB母さんともそれなりに話をしていける関係性を築けるのは、やっぱり流石だなと感じました。
今回の経験を通し、改めてわが家の考え方や道理の結び方の練習になっていると感じた先週でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!