休養をがんばる令和ニート
平成限りの自動車エンジニア、ずんばです。
ついに元号は令和となり、仕事を続けていても休みだったはずのゴールデンウィーク期間は今日まで。
選考中の会社の選考結果がまだ出ていないため、明日からは名実ともにニート期間に突入です。
会社出勤最終週では心身の体調が限界となり、それなりのリフレッシュ期間が必要と自己判断を下したので、ゴールデンウィーク中はいろいろな気分転換をしつつ休みつつという生活を送りました。
次の職がこのまま決まれば、ゴールデンウィークなんぞは無縁になります。
なので今回は、最後かもしれないゴールデンウィーク期間の気分転換をまとめます。
出身大学のジェンダー研へ
大学時代に4年間ひたすら入り浸りお世話になったジェンダー・女性学研究所に顔を出しました。
たった1年間でも社会人生活を経てから顔を出してみると、研究所にある大量のジェンダー関連の本から改めて学びたい事柄がたくさんあるように感じました。
在学時代からお世話になっている研究所の職員さんに「学びたいと思った時に、いつでも学問の扉は開かれているからね」と言ってもらえて嬉々としているので、もしかしたらニートのうちにまた顔を出すのかも。
読みたい本は、山のようにあるのです。
大学時代にお世話になった先生とのお食事
大学4年間を通し教職課程の授業でお世話になり続けた先生と、わけあってお食事しながらお話をすることに。
教職とは無縁の職についているものの何故か未だに教育の話となるとどこか血が騒いでしまう私。
こちらからの近況報告はもちろん、先生から教員の時の体験談や現在の教職の授業で行っていることなどの話を聴けるなど、とても有意義な時間でした。
また、先生は落語好きなので、いろいろな落語トークを聴けたのも楽しいところでした。
先生から聞いたことを後で相棒に話したら既に全部知っていたので笑っちゃいましたけどね。生粋の落語好きに囲まれている、まだまだ落語初心者の私です。
車の洗車とタイヤ交換
家の仕事として、まずは家族兼用という名のものでほぼ自分が乗っている車の洗車を。
翌日、午前中に朝から父の指導の元、その他2台の車が履いていたスタッドレスタイヤをノーマルタイヤに交換。その後、午後から1人でその2台の車を洗車しました。(ついでにその後、約1時間だけ庭の木製の手すりのペンキ塗りを手伝うなんてこともしました。)
そう。我が家の車、さすがは田舎と言わんばかりに3台あります。
図らずも2日間で全ての車を(水洗いとはいえ)手で洗車してしまい、タイヤ交換でジャッキアップやタイヤの持ち運び、外したタイヤの洗浄を行うという体力作業。
タイヤの裏側、面白いほど掃除のしがいがあるので、左半分だけ拭いてビフォーアフターをして1人で楽しんでみたの図……が上の写真です。
井戸水だから水を遠慮なくどんどん使えるのがありがたいですね。
おかげさまで翌日から全身筋肉痛で、運動した実感があって心地よかったです。
鍛えるのは面倒くさがる割に、思考は意外と筋肉バカなのです。
四間道・円頓寺をぶらり旅
名古屋の商店街といったら有名どころは大須でしょうか。
実は他にも、レトロな商店街があるんです。
それが、名古屋駅からもほど近い、四間道(しけみち)や円頓寺(えんどうじ)の商店街。
どちらも近年シャッター街のような時期が続いていたところ、新たにオシャレな雑貨屋さんやレストランなどが開店し再び賑わいをみせ始めている商店街です。
四間道と円頓寺はお隣同士、地続きになっています。
円頓寺は少しだけ歩いたことがありますが、今回は四間道を中心に散策です。
江戸時代、大火事をきっかけに、火事の際に火を広げないことと商業活動をしやすくすることとを目的とし、道幅を四間(約7m)に広げた道。それが四間道。
現代人の感覚ではさほど広い道ではないですが、まだまだ観光地としては知られざる場所なこともあり、人通りが多すぎず過ごしやすかったです。
古き日本のレトロな建物と、お洒落すぎるくらいお洒落なお店とが入り交じって建ち並ぶ不思議な雰囲気。
その中で昭和の空気漂う道の中に見つけた、あまりにも人馴れしている猫ちゃん。
そう、今回の記事のトップにある写真は、この猫の写真です。
ゆっくりと近づいてみると、全く逃げる素振りもなく、ゆるりとポジションを変えながら写真を何枚も撮らせてくれました。途中で勢いよく歩いてきたお兄さん達からは逃げていましたが(笑)
不思議な可愛さと格好良さを併せ持っています。
名前は「りんこ」ちゃんだそうです。
いろんな顔を見せてくれて、元々猫が好きでない自分も不思議と惹かれてしまう猫ちゃんでした。
一緒にいた我が相棒と「メーグル(※1)」の車内映像にこの猫が映っていた気がする!と話していたのですが、その後まだ映像を確認できていません。どうなんでしょうか。
※1 名古屋駅を起点とする観光客向けの路線バス。名古屋駅を出発し名古屋駅に戻るまで約90分かけて名古屋の観光地のバス停を巡る。金シャチ色に輝く専用車の車内では各観光地の案内が流れており、四間道の風景の映像も流れている。
(しかも土日祝の午前は、ボランティアのガイドさんが添乗して案内をしてくれる。名古屋観光の際はメーグル沿線を巡る旅もオススメ。)
他にもお昼にリーズナブルで満足度の高いランチを食べたり、お洒落でこじんまりとしたガラス館にも立ち寄ったり……と、四間道(と少し円頓寺)の探索を楽しみました。
ゆったりと羽を伸ばしながら散策するには格好の地でありました。
ちょっとリッチなお食事をするにも良い地だと思います。私にはまだ手が出せない(笑)
メディアコスモスってすごい
岐阜にあるメディアコスモスという名の施設、すごいですね。
昨日、岐阜バスの乗りまわりをしているときに、岐阜バスを案内してくれた岐阜の友人に連れていってもらってびっくり。岐阜バスのバス停名で見ていた時は「なんだこのカタカナ名は?」くらいにしか思っていなかったのです。
メディアコスモス。1階は開放的でおしゃべりが出来る空間に展示などがされており、2階の図書館はあたたかく落ち着いていて、かつワクワクしながら本を読みたくなるような空間にされていました。
子ども向けのコーナーには子ども用トイレや子ども向けレファレンスコーナーもあるのが凄すぎました。名古屋にはここまでの設備を備えた情報施設はないのでは?
自分は言語学や楽器の本などがある書架を見るとつい寄っていってしまい、開架書庫に潜った時はしばらく谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を読んでしまう始末。
なるほど、メディアコスモスは「情報の宇宙」なわけだ。今回はあまり長居出来ませんでしたが、いつか1日居座りたいと強く感じた空間でした。
知の海にどっぷり浸かる時間が欲しいのです。
さてさて、他にも愛車のマニュアル車を乗り回す練習をしたり、岐阜バスで旅をしたりと色々なことをしたのですが、これといってトピックとして書けそうなネタがないのでこの辺で。
この休養期間で気をつけたのは「なるべく体を動かす」ことと「スマホやパソコンをむやみに触り続けない」こと。
まあ……この記事を書く時なんかは集中的に触ってしまうわけですが、極力メリハリをつけて触るようにしました。
おかげさまで、少なくとも仕事をしていた時よりはかなり体は楽で、精神的にも落ち着いてきています。
仕事を辞めなくても休みなはずだった今日までは(13連休って長すぎやしませんか)しっかりと休み、その後は少しアクセルを踏み込んで動き出そうと決めています。
休むべき時は四間道のりんこちゃんみたいに、堂々とゆるゆるやっていかないとね。
令和ニート、がんばります。