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■ クリエイターが開くクリエイティブ診療の場 creative clinic

あらまし

誰でも気軽にブランディングの相談ができるクリエイティブ診療の場を開設しました。
ほんの少し相談したいことがあるといった方に、
ほんの少しでもお役に立てればと思っております。 

[時間] 1時間程度
[料金] ¥500を世にある好きな団体に寄付をしていただく
[場所] 埼玉県 小川町 “薪をくべる”(リモートも可)
[予約] in4@zuanunion.comにご希望日時をお送りください

普段のお仕事とは別で、地域の診療の場として、自然や歴史がありながらも新しい風のある埼玉 小川町ではじめますが、その他エリアの方もリモートにてお話出来ればと思います。
治療というよりも手を当てるという“手当て”の考えをここで行えて、何かしらのアイデアの後押しが出来ればと思っています。
料金に関しては、私たちが報酬を得る形でなく、¥500を世の意義あるお好きな団体への寄付をして頂くというものです。

きっかけ

以前、知人より言われた言葉をずっと考えていました。
私がやっているブランディングという分野はユニークで、その中でも特化した環境にいたことに価値を感じていただき、 『大きな契約とかではなく、ちょっとしたことをちょっとした金額で聞きたい人は世の中に沢山いると思う。』と話をしてくれました。
このことを自分なりに解釈しまして、結果、クリエイティブの診療の場、“creative clinic”を始めようと思いました。

やること

普段、私が行っているブランディングとは、クライアントさんのやりたい事や伝えたい事を、よくヒアリングして、その企業や商品、サービスなどを、 世の人に向けて、ビジュアルを用いて、より正確で、より早く伝える仕事です。
これは、お医者さんが問診して、処方するプロセスにとてもよく似ています。まさにナラティブアプローチと言えます。
ここでは、“治療”というよりも、“手を当てる”が語源の“手当て”の考えで、 事を改めるだけでなく、今進めようとしていることが「間違っていない。」と肯定することであっても助かるのだと思っています。

ところ

そして、私が好きで通っている、歴史的な建物や自然が残り、深みがありながらも、移住者が増え、新しい風を感じる 埼玉県小川町にてこれを始めようと思うのです。
今は、“都会”や“田舎”という価値軸ではなく、ライフスタイルで土地を選ぶ時代に、小川町で始めるスタイルに意義を感じております。
この考えにご理解を頂いた、1Fにシェアキッチン、2Fにシェアハウスのある、薪をくべるさんで活動をさせて頂きます。

やりたいこと

また報酬については、さらにクリエイティブに昇華出来れば、面白いと想像しました。
この診療で、私が得る報酬は無く、¥500を世にあるクリエイティブな団体に寄付してもらえたらと考えています。
(診療において、¥500以上の価値をもっと感じていただけたら、その額で、寄付いただければとは思っています。)
あくまでも、寄付をするという行為の初めのきっかけになることに意味を感じております。
通貨の価値としては、1万円や10万円などが、当然価値が高いわけですが、
“初めやすい”という軸では、500円の方が価値として高いと考えた
のです。

この形は、クリエイティブに限らず、医療に限らず、全国各所で様々なジャンルの業種の方が同じ仕組みを展開できるものと考えています。
(business clinic、finance clinic、lifestyle clinicなど。)
私自身、他の業種の方に気軽に相談できる場所が欲しいと思っていますし、ジャンルに関わらず、この小さな取り組みがきっかけとなり、世の中に素敵なサイクルが生まれればとても喜ばしい事です。

寄付先にお困りの方は、下記URLへぜひ。
すべての人がもっと自然に、もっと気楽に、もっと自由に暮らせる「まぜこぜ」の社会を目指すクリエイティビティ溢れる団体
一般社団法人 Get in touch さん https://www.getintouch.or.jp/

マーク

今回は、建物や空間としてのマークではなく、取り組みのマークです。
ロゴマークは、地図記号くらいにシンプルな、たたずまいにしようと、
なるべくシンプルで明快な図形を目指しました。
“creative clinic”の頭文字“cc”を組み合わせたフォルムで、
中心に向かって切り欠かれた様は、
“これまでになかった違う視点から(斜めの角度から)確信に切り込む”という意味を持たせています。

さいごに

クリエイターは受注をする仕事がほとんどですが、自ら提供できるような仕組みをつくり、商流から変えてみる提案をしたかったという想いがありました。(この想いは、クリエイティブ業界における自分が勝手に捉えている危機意識からきているのですが。)
また、お金の価値についても、そのまま払うよりも、
人のためになったり、
寄付をするといった初めての機会や、
何かを始めようとする機会になったり、
バタフライエフェクトのようにちょっとしたことがまわりまわって自分にも良い影響がきたり、
そんな色々な可能性を想像すると、貨幣自体の価値以上の発見があるかもしれない。
そんな、1クリエイターの私のトライアルでした。


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お仕事のご依頼やご相談: in4@zuanunion.com

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安川 宏輝  ZUAN UNION / 図案連合
いただいたサポートは、世のクリエイターの地位向上を含めた働きやすい環境をつくる活動にあてさせていただきます。