嫌いな人が困っていたら助けてあげなさい。
「昔、お父さんに教えてもらったんです。嫌いな人が困っていたら、『ざまあみろ』と思うな。嫌いな人が困っていたら助けてあげなさい。そして、『私に助けられて、ざまあみろ』と思いなさいって。どうです?」
どうです?
最初にこの文章を読んだ時、
素敵で素敵で。
考え方、言葉遣い、お父さんに教えてもらった点、遂には文末のどうです?まで。
何から何まで。
この文章だけできっと強くなれました。
この先出会うであろう、決して分かり合えない訳では無いだろうけど、なかなか分かり合えない誰かに、
きっと優しくなれました。
これは「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」という本の一節です。
キングオブコント2020チャンピオンのコンビ、
ジャルジャルの、
芸人、福徳秀介さんが、
何年もかけて、福徳秀介として
書かれた本です。
冒頭で紹介しました節以外にも
たくさんの素敵な言葉が置かれた
恋愛小説でした。
大学生の話で、
どんどん引き込まれていきました。
本当は分けて大切に読み進めたかったけれど、
一夜で読み切ってしまいました。
そんな小説です。
お話が、言葉が大好きですが、
そんな話を、言葉を紡いだ著者のことも
知りたくなる小説でした。
読んだのはだいぶ前ですが、
ふっと書き残しておきたいと思ったのでここに。
今日は福徳さんの誕生日。
おめでとうございます。
皆様、ぜひとも御手に。
写真は今日の空。
今日の空が一番好きとはまだ言えません。
良き日になりますように。
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