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就活で、京都や奈良に行った。 私、只今就活中。 地方に住んでいるから、月に何度も飛行機に乗っている。 今月だけでかなりアクティブな人になった気分。 京都と奈良に行った。空いた時間ができると、本屋に入ったりちょっとしたお土産を探してしまう。 旅行やん、なんて言わないで。 烏丸御池駅で、ホテルで寝る前に読む漫画を買った。丁度、関西が 舞台のクスッと笑える話。 20分で読み終えてしまった。少し厚くて荷物がかさばった。 それから、京都駅で少量の抹茶を買った。 砂糖が入ったもので
とっくにデジタル社会となった今、私はかなり筆まめだと思う。 ゼミに向けて論文を読んでいるとき、テレビを見ているとき、歩いているとき、お茶をしているとき・・・。 ふっと思ったことやアイデアは、スマホよりも、ノートよりも、メモ用紙に書く方が好きだ。 そんなとき、活躍するのは裏紙だ。 授業で使ったプリントや、文庫本の茶色いカバーを、丁度いい大きさに切ったもので、上手くいくと両面使えちゃう。 ちょっとした出来事や思いを衝動的にメモしたもの。 考えを整理するためにキーワードを書き
古本屋での出合い。それは、読むための本と言うには美しすぎた。 「数学スナップ・ショット」 紀伊國屋書店 手帳サイズの本は、ハードカバー。 中彩度の緑みの青、sf16かd16あたりの色。 金色の字が表紙の上に沈み浮かんでいる。 裏からめくると、定価290円(地方定価300円)。 1957年に第一刷、第二刷、第三刷発行。 数式を可視化、図形を見て愉しむ。 小学生の頃の、算数や理科のワクワクを思い出させる本だ。数学は苦手だけれど、数学×美術が好きな人にとっては魅力的な一冊
好きだけど私はずっと、一人称が自分の名前だった。 理由は2つ。 1つ目、「わたし」と口にするのがしっくりこなかったから。 2つ目、「ぼく」なら言いやすいと思っても、何だか口にするのが怖かったから。 私でも僕でも俺でも、そんな風に自分を呼ぶ姿は、いつになっても想像できなかった。 でも、ずっと「ぼく」と言うのが一番嘘がないと感じていた。 だから、この数年、“多様性”が様々な場面で叫ばれている。 それは人も同じで、考え方や在り方のそれぞれを大事にしようと、し始めたところ。
「日本の古本屋」というサイトで、私は一冊の本を買った。 古い本で、大きな本屋さんに行っても置いていなかったから。 新品をネットで買うと、900円。 昔の定価が500円。 古本屋のサイトでは、400円。 この本を置いてある何軒かの古本屋から、私は銀河書房を見つけた。 何と分かりやすい。 「書籍の購入について」の欄にある説明は、シンプルで便利で、親切。 一番気持ちよく本を手に入れられそうだと思った。 本を注文した後、いくつかメールが届いた。 文章はどれも丁寧であたたかい。
高校2年生の夏、7月21日は金曜日だった。 きっと、夏休みの初日だった。 補習と部活を終えた夕方は、暑さを許した穏やかな気持ちになってしまう。 多少は落ち着いた暑さと解放感のせいだ。 学校の駐輪場で、あの子とポツリポツリと話す。 同じクラスで、同じ部活で、同じサックスパートの。 自転車の荷台を掴みながら、あの子は新しい夢を話してくれた。 私も自分のそれを握っていた。 「頑張るから、見ていて。」 私とは正反対で、声が大きくて、可愛くて、輪の中心にいる子だ。 根本的な何か