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Tips #33:ご立派な態度で語られた正論なんて聞きたくない
完璧を気取らずに
満身創痍の心で抱きしめたい
「正当」という暴力を振るわずに
バッテンだらけのままで寄り添いたい
惨めで弱い心で向き合いたい
涙を含んだままの目で見つめたい
上っ面だけの優しさなんて
知ったかぶりの同情なんて
全部全部くそくらえ!
(545字・この記事を読む所要時間:約1分 ※1分あたり400字で計算)
傷ついた相手を「慰めよう」と正論をくどくど述べては「こうしなければダメだ」を強要してくる人。
そんな人達のほとんどは傷に対しての理解が全く無い。
浅はかで人生経験も足りない。
挑戦を避けてきたのか、或いは過度に環境に守られてきたかは分からないが、恐らくこれまでの人生でまともに「傷つく」体験をあまりして来なかったとしか思えない。
加えてほぼ無傷な自分が傷だらけの相手と比べて優位に立っていると思っているのか、「教えてやろう」とでも言いたそうな見下した態度で追い詰めてくる。
そこには温かさは無い。ただとげとげしくて、威圧的なだけだ。
相手への尊重にも欠けている。
だから私は「正論」が嫌いだ。
いや、厳密に言うと、あたりかまわず正論ばかり押し付けてくる、そんな態度と行為が大嫌いなのだ。
気持ち悪いぐらいにピカピカで無傷な姿で偉そうに正論をぶっかけられても、聞き手としてはたまったものではない。
周りが見えない程に熱く語っていても、全て自己満足でしかない。
「きれいごと」ばかりの人は中身が空っぽだ。
そして時にはその「きれいごと」こそが誰かを傷つける凶器になる。
異様にご立派な態度で語られた正論なんて聞きたくない。
口下手でも、同じ不格好で傷だらけの人の寄り添いの方が、何倍も温かいし、柔らかいし、安心出来るのだ。
📚弱さは弱さで温める
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