习以成性ーー長続きの秘訣は、ノリで「何となく」やること
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【习以成性】
ピンイン:xí yǐ chéng xìng
意味:長年の習慣が性格を作り上げる。
『長続きの秘訣は、ノリで「何となく」やること』
新年や誕生日といった日を迎えると、私はついこれを機に何か新しい試みをしようとか、心機一転して良い習慣を身につけようとかする。
最初の頃は意気揚々と計画を立てて毎日コツコツと実行するも、多くの場合は途中で挫折してしまう。
あんなにもやる気満々だったはずが、いつの間にか休む日が増え、目標を忘れ、結局無かったことになり、今まで通りの生活に戻るのだ。
そんなつい怠けがちな私なのだが、それでも長年続けられていることがあって、例えば語学勉強や筋トレ、早寝早起きなどがあるのだが、
これらは所謂「特別な日」に便乗して育てられた習慣ではない。
どちらかというとふとした瞬間のノリ。
急な思い付きを皮切りに、いつの間にか定着してきたのがほとんどだ。
例えば日課の語学勉強の始まりは妹との雑談。
「私の知り合いに資格マニアがあってね~」と、資格を片っ端から取ることを趣味にしている知り合いについて妹が語っているのを聞き、なんだか面白そうと真似してみたのがスタートだ。
色んな資格がある中、語学だけはある程度の基礎があるということで、英語検定を始め、中国語検定、ハングル検定、ビジネス中国語検定、TOEIC……と、気付けば10年以上も語学勉強を続けていた。
筋トレを始めた理由も至ってシンプルだ。
たまたまインターネットでスタイルが良いマッチョなお姉さんの写真を見かけ、「腹筋が割れたらかっこいいだろうな」と漠然とした憧れを持ちトレーニングを始めた。
最初は1日に1回の腕立て伏せだけ。
その後週に2-3回、家の周りで5分程度のランニングをするようになり、最終的に定期的にジムに通うようにまでなった。
早起き早寝もそうだ。特別な理由があってそうしているのではない。
ある日たまたま早朝に目が覚めたら、気分が実に爽快で時間にもすごい余裕が出来たので、味を占めて次の日も、その次の日もやってみようと思っただけだ。
これまでの起床時間を5分、10分、20分……と早め、それに合わせて就寝時間を調整していくうちに、夜10時に寝て、朝5時に起きられるようになっていた。
人生が大きく変わるきっかけ作りに、「特別な日」なんていらないのかもしれない。
「〇〇をやってみたい!」と思ったら、ひとまずえいやで始める。
「続けなきゃ!」ではなく「楽しいからもっとやりたい!」という勢いに任せる。
深く考えずに、「楽しんでいたらいつの間にか何年も続けられた」が最高な習慣づけスタイルなのである。
何事もそんな一時のノリや思い付きの流れに乗って「何となく」やっていた方が、苦もなく続けられるのかもしれない。
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