#42 千本ノック・温泉卵・生食文化
(1286字・この記事を読む所要時間:約5分 ※1分あたり400字で計算)
野球のトレーニングの一つに「千本ノック」というものがあるのを先日知り、コトバンクによると
「野球の守備練習の一つ。打たれたボールの捕球と送球を、繰り返しひたすら続けるもの」
というもので、野球についてほぼ何も知っていない私でもまぁ、要はひたすらコツコツと量をこなし上達を狙う練習なのだと何となく理解した。
そこで、エッセイの執筆練習にもひょっとしたら「千本ノック」式で出来るのではと考えてみる。
中国に身を置いている分、当たり前だが日本語を使う場面は日本にいる時より大幅に減っている。
日本語で文章を綴る力が弱くならない為にも、意識して定期的に書き続けねばいけない。
そうしよう。うん、そうしよう。
エッセイ執筆「千本ノック」特訓を開始するのだ。
これにおいて「ネタが尽きる」が最大のネックになりそうだったが、今や「ランダム単語ガチャ」というサイトがあるそうな。
中身はシンプルで、ボタン一つで日本語のキーワードをランダムに数個出してくれる、それだけのものだ。
これを使って出されたキーワードに沿って、ひたすらエッセイを書き続ければ良い。
キーワード数は現時点で数千個もあるようだから、たとえ1日1篇書いたとしても相当持つだろう。
キーワードの排出は1~10個まで可能だが、まとまりがなくなるので、私は1個のみ出してもらうよう設定。
ではさっそく、1個目のキーワードを引いてみる。
お……温泉卵!
「ああ、そういえば中国では温泉卵が食べられなかったんだ……」という哀愁が真っ先に心をよぎった。
大好物だったなぁ、温泉卵。
魅惑的な黄金色の黄身は、幸福の塊そのもの。
ご飯にもそばにもうどんにもラーメンにも合う。
単体で食べても美味しい。
スーパーで完成品を買って食べることも出来れば、温泉卵メーカーを使って自宅で量産も可能。
実に手軽に摂取出来る、身体にもお口にも優しいハピネスエキスなのである。
ちなみに、別府には「地獄蒸し温泉卵」という茶色いゆで卵のような温泉卵があるらしい。
燻製のような感じなのか……見たことも食べたことも無いので、是非一度試してみたいものである。
中国ではあまり生食の文化が無い。
日本食が流行り始めてからというもの、刺身はかなり広まりつつあるようだが、温泉卵を見たことが無いし(そもそも温泉卵は生に入るのか?)、卵かけご飯の話をすると決まって不思議な顔をされてしまう。
コツを掴めば温泉卵を自作出来そうだが、生食向けの卵は売られておらず、食あたりが心配なのでやはりしっかり火を通しなさいと現地の人に言われた。
目玉焼きだって、黄身はちゃんとガチガチになるまで焼きなさいと念を押された程だ。
お箸でぷつっとつついた後、トロリと流れ出す黄身をすくって食べるのが楽しみだったのに。
先日、
「豆腐アイス美味しいよ!絹豆腐をモミモミして牛乳・砂糖を入れて凍らせれば出来るから、作って食べてみて!」
と友人にレシピをおススメされたが、
「残念……中国の豆腐は火を通さないでそのまま食べられないのだよ」
と回答するしかなかった私。無念。
……はっ!
つまり冷奴も、実は「生食」の類に入っていたということなのか?!(違う気がする)
📚食べたい日本食がいっぱいだぁ!
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