
ヨガが心と考えに及ぼす影響について
心を感情、考えを思考と捉えた時、ヨガがどのように心(感情)と考え(思考)に影響を及ぼすのかを、ヨガインストラクターの観点から書きました。
体と心の関係
ヨガは呼吸を深めたり、体を動かして運動したり…
ということを、普段のレッスンでは行います。
ですから、運動不足の解消や、柔軟性向上などという、フィジカル面の良いところがたくさんあるのも事実です。
が、今回私が最も注目したいのが、ヨガの、心(感情)と考え(思考)に及ぼす影響のところです。
人は、心が動いた時(感情が生れた時)に、行動をします。
これは、ビジネスなどでもよく言われることですが、人が感情に支配されていることを如実に語っています。
本当に、心と体は仲良しなのです。
でも。
この仲良し具合が、時として困った方向へ働く時があります。
考え(思考)も体も、ある強烈な心(感情)に支配されてしまった時です。
感情が考え思考を支配すると、何で困るの?
例えば、お子様が生意気に口答えをしてきてカッと頭に血が上った時など。
この一瞬、『怒り』という感情そのもの=『私』となってしまっているんです。思考が、感情に支配されつくしてしまっています。
だから、冷静な考え(思考)ができません。
いつも頑張る、優しいあなたが、心にもないことを言ってしまったり、してしまったりするのは、こういう時ですよね…🤣

けどその時。
ほんの少しだけ、視点をずらして、お子様の頭のてっぺんに注目してみると…
口をとがらせ、生意気に文句を言っているお子様の頭に、ご飯粒がついていたり、髪が寝ぐせで取っ散らかっていたりしたら…
…プッと笑いませんか??
『アタマにご飯粒つけて、えらっそうに。なーに言ってるの』程度に、なりませんか?
この時、『私』=『怒り』そのものではなく、いろんな感情を少し離れたところから観察する人、になっているんです。
少し、周りを見渡せる余裕があるだけで、感情に思考が支配されつくされずに済むのです。
人は、『怒り』や『恨み』『妬み』といった、ある1つのとても強烈な感情を抱いた時、どうしてもそれに全身全霊でその感情に捕らわれてしまいがちです。
でも…それって実はとても勿体ないことかもしれません。
・怒りに捕らわれて、言わなくて良いことを言ってしまった。
・昨日の失敗がトラウマになって、今日やるべきことに手がつかない。
・妬みのあまり、自分のやりたいこととは正反対の方へ突き進んでしまう。
冷静になった後、事後処理に追われたり、タイミングを失ったことに気付き落ち込んだり。大切な人間関係をこじらせてしまったり…
それこそ、人生の無駄な時間や労力を費やすになるんです。

じゃぁ、思考が感情を支配するといいの?
それって何か、難しそう…
あまりに理性的で、つまんなそう。
と、思われるかもしれません。
ただ、思考が感情を支配するというよりも、感情の先取りをすると言い換えると良いかもしれません。
こういう感情を持ちたい。
と、先に決め、それを目指して思考し、行動する、ということなのです。

感情の先取りってどういうこと?
そんな理性的なこと、私には無理…
と、思われるかもしれませんが、実はこれ、皆さん普通に普段からされているのです。
だって、お子様のお誕生日に笑顔になってほしくて、ディズニーランドに連れて行くでしょう?
家族で笑顔になりたくて、土曜日の夜は外食に行くでしょう?
パートナーの笑顔を見たくて、プレゼントを渡すでしょう?
それ、全て、相手の笑顔が目的のように思えて、実は『嬉しい』という感情をご自身の心に抱きたいから、やっていることです。
見事に、感情の先取りをされています。
先取りし、思考して行動に移し、見事に結果を得られています。
そう。
きっとあなたも、既に普通にされていることなんです。

感情の先取りに必要なこと
じゃぁ、感情の先取りに何が必要なのか?
というと…
ほんの少しだけ、客観的にご自身の感情や思考を見る目です。
小さなお子様との毎日は、常にバタバタ、目の前の出来事に反応するのが精いっぱいで、自分のことなんて後回し・・・といった日々を過ごされる方が多いと思います。
それでも毎日、倒れることも投げ出すこともなく、頑張ってらっしゃるあなたは、本当に素晴らしいです。
まずは自分で自分を褒めてあげて。
自分を褒める。
これ、客観的に自分を見る目の第一歩です。
本当に頑張ってらっしゃる方こそ、ほんの少しだけ視野を広げ、客観的に『頑張る自分』を認めてあげてください。
客観的にご自身を見る目が、あなたが本当に望んでいる感情に気付かせてくれるはずです。

感情の先取りとヨガの関係
より生きやすい毎日には、感情に支配されるのではなく、感情を先取りをすると良いよ、という話をしました。
そして、感情の先取りには、ご自身を客観的に見る目が大切、という話もしました。
実はヨガでは、ポーズを取りながら自分自身を内側から感じる練習をしています。
だから、ヨガをすると自分を客観視できるようになる、と言われるのです。
私と一緒に、ヨガで心身共に健やかな毎日を過ごしませんか?
無料体験レッスンはこちらから☟
最新のレッスンスケジュール☟
パーソナル(マンツーマン)レッスンのご予約はこちらから☟

・無料体験レッスン受付中!(こちらからどうぞ)
・サイトマップ(このnoteの全記事一覧:随時更新中)
・Youtube ( 月・火・木・金の朝8時20分~10分間の朝ヨガやってます)
・Twitter(子育て中のママの心と体が軽くなるつぶやき)
・LINE公式(お仕事依頼など私へのご連絡はこちらから)
・ピンタレスト(楽しく更新。絶賛爆伸び中。)
・オープンチャット・ヨガ初心者のための『基本のきくヨガ』(ヨガの質問はこちらから)

いいなと思ったら応援しよう!
